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ES細胞由来小腸オルガノイドを用いた再生医療による短腸症候群の革新的治療

研究課題

研究課題/領域番号 21H02989
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

江口 晋  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80404218)

研究分担者 梅澤 明弘  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 再生医療センター, 部長 (70213486)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
キーワード細胞シート化 / ミニ腸移植 / 短腸症候群 / ES細胞 / 小腸化大腸 / シート化
研究開始時の研究の概要

短腸症候群は残存小腸の長さおよび機能に依存し、小腸手吸収能ならびに腸管免疫機能の低下によって様々な副作用を引き起こしやすいため、予後改善治療の確立が必要である。そこでES細胞より分化誘導させた腸オルガノイドを細胞シート化、移植に伴う大腸の小腸化に伴い、大量腸切によって失った短腸症候群モデルの小腸構造ならびにその性能を回復させる治療技術の開発を目指す。

研究成果の概要

ES細胞由来小腸組織(ミニ腸)を利用した短腸疾患治療技術を確立するために、まずミニ腸を加工した細胞組織を免疫不全マウスへ移植し生着したミニ腸の特性について評価した。移植したミニ腸の成熟化におけるホスト由来血流の影響を評価するために、大網部へミニ腸を移植すると移植2日目には移植下層部にヒト間葉陽性が一定の厚みを持った組織を構築しその上にヒト上皮陽性が組織化された。またミニ腸由来組織内部には微量ながらマウス由来の血管組織が浸潤する様子が確認できたものの、粘膜突起の成熟にまでは至らなかった。また短腸モデルマウスにおいては皮下に温生食を一定量投与による生存率が向上する作製法を確立させた段階である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

短腸症候群はクローン病や腸間膜梗塞などの治療のために実施する小腸の広範切除に起因し残存小腸の長さおよび機能に依存することが知られ、有効な治療法の一つとして小腸移植が期待されている。しかし小腸移植は拒絶等が起こりやすく十分な治療効果ができていないため、生体外で作製した小腸組織を移植させる再生医療研究が着目されている。本研究では生育センターより提供されたES細胞由来小腸組織(ミニ腸)を用いた短腸症候群治療に向けた治療法の確立を試みた。移植したミニ腸由来組織において小腸様構造の形成を確認しており、移植部位並びに移植法を確立することで新たな治療法の確立ができるのではないかと期待している。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小腸移植後早期においてPD-L1発現がグラフトに及ぼす影響2021

    • 著者名/発表者名
      松島 肇,中川美和,藤木真人,江口 晋,橋本宏治
    • 学会等名
      第121回日本外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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