研究課題/領域番号 |
21H03047
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
淺井 昭雄 関西医科大学, 医学部, 教授 (50231858)
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研究分担者 |
林 美樹夫 関西医科大学, 医学部, 講師 (10368251)
岩田 亮一 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60580446)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2021年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 脳腫瘍 / がん幹細胞 / 再発 / 転移 / 抗癌剤 |
研究開始時の研究の概要 |
膠芽腫に対する新たな化学療法剤の開発が望まれている。がんの発生かつ治療抵抗性の根源として、がん幹細胞の存在が提唱されている。グリオーマおよび転移性脳腫瘍の病巣からがん幹細胞を樹立し、新しい分子標的を発見した。本研究は、がん再発を標的とした新たなバイオマーカーの確立および新薬の開発を目ざす。そのために、分子基盤の解明、病理診断への適用、抗癌剤の最適化、および薬物の有効性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
がんの再発や転移の原因として、がん幹細胞の存在が注目されている。本研究では、shRNAレンチウイルス、RNAシーケンス解析および免疫組織化学法を用いて、肺癌脳転移巣およびそのがん幹細胞におけるイオンチャネルであるムコリピンの発現を確認した。これらの研究成果は、ムコリピンが転移性脳腫瘍の治療の標的になり得る可能性を示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内における転移性脳腫瘍の患者数は数万人以上と推計されている。転移性脳腫瘍に対する治療は、手術切除と放射線治療が標準的だが、患者の予後は依然として悪い。がんの発生、再発、転移および治療抵抗性の根源として、がん幹細胞の存在が提唱されている。がん幹細胞は自己増殖しながら分化したがん細胞を生み出すため、がん幹細胞に作用する薬物が開発できれば、根治療法につながる可能性がある。
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