研究課題/領域番号 |
21H03101
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
吉村 浩太郎 自治医科大学, 医学部, 教授 (60210762)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 幹細胞 / 再生医療 / 難治性潰瘍 / 創傷治癒 / 放射線障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、幹細胞消耗性病態と思われる様々な疾患動物モデルを作成して、その進行性病態形成のメカニズムを解明するとともに、根本的に治療するための再生医療を開発する。これまでに積み上げてきた研究成果に基づき、幹細胞消耗性病態、なかでも糖尿病足病変やASOをはじめとする重症下肢虚血(CLI)、限局性強皮症やエリテマトーデスなどの自己免疫変性疾患、放射線治療後の慢性放射線障害、に対して、幹細胞ならびに幹細胞を含んだ細胞加工品による肥沃化治療の実用化に向けた橋渡し研究を行い、治療プロトコールの最適化を経て、研究期間内に臨床研究を開始する予定である。
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研究実績の概要 |
動物実験において、幹細胞枯渇病態の細胞治療、細胞派生品(培養上清など)治療を行い、その有効性を評価した。 1)疾患モデル:当面は、放射線障害モデルについて、6か月以上症状が固定した慢性化モデルを用いた。上記の治療を行ったあと、3、6か月後に下記の有効性の評価を行った。 2)移植実験:疾患マウスにおける自家移植治療に引き続き、免疫不全動物を使ったヒト細胞および派生品治療、およびマウスにヒト幹細胞を投与する異種移植モデル(幹細胞の多くは免疫寛容:細胞を含まない派生品)までを行った。 完成した幹細胞枯渇モデルの治療(幹細胞による)の試みだけでなく、放射線療法の直後に予防投与することの有用性についても、検証を行った。成績の一部は、Plastic and Reconstructive Surgery誌に、投稿し、掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
成果の一部は、特許申請、および論文投稿を行った。
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今後の研究の推進方策 |
予定通り、幹細胞だけでなく、幹細胞セクレトームおよびそのエキスの有用性についても研究を進める。
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