研究課題
基盤研究(B)
全てのライフステージでうつ病のリスク要因は同一ではない。世代別にうつ病のリスク要因及び予防要因を解明することは予防医学上、最も重要な課題である。本研究では、出生前コーホート研究及び中高年を対象としたコーホート研究のベースラインデータを活用し、思春期、周産期、中年層、老年層におけるうつ症状と関連する環境要因と遺伝要因及び遺伝要因と環境要因の交互作用に関するエビデンスを多数創出する。
九州・沖縄母子保健研究(出生前コーホート研究)と愛大コーホート研究ベースラインデータを活用して、思春期、周産期、中年層、老年層におけるうつ症状と関連する環境要因と遺伝要因及びそれらの交互作用に関するエビデンスを創出することを目的とする。令和5年度、九州・沖縄母子保健研究のデータを活用した英文原著論文1編を公表した。妊娠中の母親のナッツ摂取が、5歳時における子の仲間関係問題のリスク低下と有意な関連を認めた。母親の飽和脂肪酸摂取が多いほど、13歳時における子のうつ症状のリスク低下と関連し、論文投稿中である。また、母親のカルシウム摂取が多いほど、13歳時における子のうつ症状のリスク低下と関連し、論文投稿中である。年上兄弟のいる子では、4ヶ月以上の専ら母乳は多動問題に有意に予防的であり、年上兄弟のいない子では、4ヶ月以上の専ら母乳は低い向社会的行動に予防的であり、論文投稿中である。追跡調査に関し、14歳時追跡調査では856名から、15歳時追跡調査では816名から思春期うつ症状のアウトカムに関する情報を得た。子供においてITIH4 SNP rs2239547のタイピングを行い、今後うつ症状との関連を解析する。令和5年度、愛大コーホート研究のデータを活用した英文原著論文2編を公表した。AGXT2 rs180749とCES-Dに基づくうつ症状との間に有意な関連を認めた。喫煙が頸部動脈硬化と有意な正の関連を認めたが、受動喫煙とは関連がなかった。最終的に地域住民、職域で計10,385名が愛大コーホート研究のベースライン調査に参加した。順次、5年目追跡調査を実施している。約1500名でITIH4 SNP rs2239547のタイピングを行い、データのある参加者全員で、今後うつ症状との関連を解析する。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023 2022 2021 その他
すべて 雑誌論文 (25件) (うち査読あり 25件、 オープンアクセス 12件) 備考 (2件)
Journal of Pediatric Gastroenterology and Nutrition
巻: 78 号: 4 ページ: 927-935
10.1002/jpn3.12177
J Neural Transm (Vienna)
巻: 131 号: 3 ページ: 267-274
10.1007/s00702-024-02742-w
Tobacco Induced Diseases
巻: 22 号: January ページ: 1-11
10.18332/tid/175632
The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism
巻: 印刷中 号: 1 ページ: e87-e96
10.1210/clinem/dgae124
Nutrients
巻: 16 号: 2 ページ: 186-186
10.3390/nu16020186
Journal of Human Hypertension
巻: 38 ページ: 187-190
10.1038/s41371-023-00890-2
Journal of Atherosclerosis and Thrombosis
巻: 30 号: 8 ページ: 934-942
10.5551/jat.63781
Journal of Gastroenterology and Hepatology
巻: 39 ページ: 512-518
10.1111/jgh.16439
Cytokine
巻: 155 ページ: 155901-155901
10.1016/j.cyto.2022.155901
Archives of Gerontology and Geriatrics
巻: 102 ページ: 104735-104735
10.1016/j.archger.2022.104735
Canadian Journal of Diabetes
巻: 46 号: 8 ページ: 829-834
10.1016/j.jcjd.2022.06.004
Annals of Epidemiology
巻: 73 ページ: 17-21
10.1016/j.annepidem.2022.06.035
European Journal of Nutrition
巻: 61 号: 8 ページ: 4215-4222
10.1007/s00394-022-02969-x
International Journal of Environmental Health Research
巻: 印刷中 号: 12 ページ: 1697-1705
10.1080/09603123.2022.2120189
Public Health
巻: 213 ページ: 71-77
10.1016/j.puhe.2022.10.011
巻: 14 号: 22 ページ: 4713-4713
10.3390/nu14224713
The Journal of Asthma: official journal of the Association for the Care of Asthma
巻: 印刷中 号: 7 ページ: 1369-1376
10.1080/02770903.2022.2147081
巻: 37 号: 4 ページ: 653-659
10.1111/jgh.15745
Environmental Health and Preventive Medicine
巻: 26 号: 1 ページ: 88-88
10.1186/s12199-021-01011-6
210000159304
巻: 97 ページ: 104502-104502
10.1016/j.archger.2021.104502
Pediatric Research
巻: 印刷中 号: 1 ページ: 315-321
10.1038/s41390-021-01719-9
Nutrition
巻: 91-92 ページ: 111378-111378
10.1016/j.nut.2021.111378
Rheumatology International
巻: 41 号: 9 ページ: 1633-1639
10.1007/s00296-021-04889-1
Bioelectromagnetics
巻: - 号: 4 ページ: 329-335
10.1002/bem.22339
International Journal of Food Sciences and Nutrition
巻: 72 号: 8 ページ: 1118-1127
10.1080/09637486.2021.1904844
https://www.m.ehime-u.ac.jp/school/publichealth/
https://www.m.ehime-u.ac.jp/school/publichealth/index.php