研究課題/領域番号 |
21H03217
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 石川県立看護大学 (2022-2023) 東京大学 (2021) |
研究代表者 |
峰松 健夫 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (00398752)
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研究分担者 |
真田 弘美 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (50143920)
仲上 豪二朗 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (70547827)
KOUDOUNAS SOFOKLIS 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (70849968)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | スキンブロッティング / 生化学検査 / 軽度認知障害 / 血液検査 / 地域包括ケアシステム / 療養生活モニタリング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、血液検査でモニターされる生化学マーカーのうち、特に日常健康管理に重要と思われる栄養、炎症、新機能、肝機能、膵臓機能、血糖にかかわるマーカーを対象とし、採血の代替手法としてスキンブロッティングを生化学検査への応用を試みる。 研究1では、各種病態のモデルラットを用いて、採血、皮膚マイクロダイアリシスおよびスキンブロッティングを行い、スキンブロット生化学検査への応用可能性を検証する。 次に研究2では、在宅療養高齢者を対象として採血およびスキンブロッティングを行い、スキンブロット生化学検査の妥当性を証明する。 本研究の成果は、採血を必要としない日常的健康管理の実現につながることが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究では、本来は皮膚アセスメント技術であるスキンブロッティングを、血液検査に代わる全身のアセスメント技術へと応用拡大することを目的に、軽度認知障害(Mild Cognitive Inpairment, MCI)の検査への応用を試みた。高齢者を対象とした横断調査においてスキンブロッティングによるAmyloid β/Albumin比を指標としてMCIの判定精度を分析したところ、感度および特異度はそれぞれ0.889および0.818であった。この結果は、スキンブロッティングが血液検査に代わる生化学検査としてMCI同定に有効であることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会において認知症予防が社会的な要請となるなか、MCIのスクリーニングに基づく早期介入の重要性が認識されている。血液検査によるMCI同定法が開発され普及が図られているが、スキンブロッティングによる非侵襲的MCI検査が実現することにより、継続的なセルフモニタリングを実現することができる。また、Amyloid βは血液検査などでも広く用いられているMCIマーカーであるが、Albumin比は新たな指標として学術的意義も高い。
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