研究課題/領域番号 |
21H03289
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
青山 朋樹 京都大学, 医学研究科, 教授 (90378886)
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研究分担者 |
植村 聖 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 研究チーム長 (50392593)
入江 啓輔 京都大学, 医学研究科, 講師 (50792264)
金澤 周介 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (60783925)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2021年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 手指機能評価 / フレキシブルセンサ / 感圧センサ / 3次元センサ |
研究開始時の研究の概要 |
リハビリテーション現場においては手指の機能評価を、手指の形態、筋力や可動域などの基本運動機能、感覚機能、握力などの複合運動評価、ペグボードなどの課題遂行能力評価等で行い、これらの評価結果に基づき、リハビリテーションプログラムを立案し、実施しているが、〈紙を摘まむ〉といった繊細な動作から〈大きな物を掴む〉といった粗大な動作までを定量的に評価する手法は存在しない。そこで本研究においてはフレキシブルシートセンサを用いて、複雑な形状の3次元感圧センサシステムを 開発することで、ヒトの高度な手指の機能評価指標を構築する
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研究成果の概要 |
摘まむ、握るといった機能的動作は粗大な評価は存在するが繊細な定量評価動作は存在しない。産業技術総合研究所において開発したフレキシブルシートセンサを用いて、複雑な形状の3次元感圧センサを開発することで、ヒトの高度な手指の機能評価方法を開発する事を目的とした。ペットボトル(キャップ及びボトルボディ)型の3次元感圧センサ試作を行い、妥当性評価、信頼性評価を行った。ボトルボディの妥当性検証は高い結果を得られたが、キャップの妥当性検証は中程度の相関を認めた。信頼性についてはボトルボディでは高い結果を得たが、キャップでは低い結果であった。今後はキャップ部分のセンサ数を増やすなどの工夫が必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
さまざまな疾病によって手指の機能障害が生じるが、リハビリテーション現場においては手指の形態、筋力や可動域などの基本運動機能、感覚機能、握力などの複合運動評価、ペグボードなどの課題遂行能力評価等で行い、これらの評価結果に基づき、リハビリテーションプログラムを立案し、実施している。しかし、生活動作における摘まみや握りといった動作については定量評価できる技術がなかった。本研究においては複雑な形状を持つペットボトル型の三次元形状センサを試作し、コンセプトの妥当性を検証した。この結果、高い妥当性、信頼性を得るデータを得ることができたことから、複雑な三次元形状センサを開発する意義を示すことができた。
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