研究課題/領域番号 |
21H03430
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
妙中 雄三 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (50587839)
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研究分担者 |
門林 雄基 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (00294158)
塚本 和也 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (20452823)
池永 全志 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (50284716)
山本 寛 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (80451201)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 情報ネットワーク / 通信制御 / アプリケーション制御 / 機械学習 / トランスポート / 環境適応 / アプリケーション / ネットワークプロトコル / アプリケーション通信品質 / インターネット |
研究開始時の研究の概要 |
デジタルトランスフォーメーション(DX)の拡大で、アプリケーション通信のネットワークに対する品質要求が多様化するだけでなく、それらが様々な通信特性を持つ有線・無線上で競合することでネットワーク環境の複雑さも増している。そのためエンド端末間の通信では、個々のアプリケーション要求を満足しながら、多様なネットワーク特性と変動に環境適応する技術が必要となっている。これまでは特定環境に特化した環境適応化が行われていたのに対し、本研究ではAIで得る理論最適解を活用し、多様な環境とその変化に様々な手段をダイナミックに切り替えて環境適応するネットワーク技術の研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、多様化するアプリケーションとネットワークを環境適応化させる新規技術を考案する上で、AIと研究者の知見を生かす方法を検討した。アプリケーション層では、AIの学習のための適切なデータを収集できることから、AI利用が有効であることを確認できた。一方で、ネットワーク層の技術は、網羅的な状態を含む適切なデータ収集が難しく、研究者による最適化が優位であることを確認した。どちらも複数の事例研究でその有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、多様化するアプリケーションとネットワークを環境適応化させる新規技術を考案する上で、AIと研究者の知見をどのように活かすか?という学術的な問いを探究した。複数の事例研究を通して、環境の状態数が多いネットワークを扱う場合には、網羅的な学習データ収集が困難なことと、状態数が膨大で最適化が難しいという点で、研究者の知見を活かした手法が効果的であることを明らかにした。一方で、目的を限定できる特定のアプリケーション処理に対してはAIを用いる効果が高いことを確認した。
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