研究課題/領域番号 |
21H03477
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
|
研究機関 | 群馬大学 (2022-2023) 東京大学 (2021) |
研究代表者 |
青山 一真 群馬大学, 情報学部, 准教授 (60783686)
|
研究分担者 |
雨宮 智浩 東京大学, 情報基盤センター, 教授 (70396175)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2023年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
|
キーワード | バーチャルリアリティ / ヒューマンコンピュータインタラクション / 神経刺激 / 漿液分泌 / 神経刺激インタフェース / 分泌インタフェース / 経皮電気刺激 / 効果器アクチュエートインタフェース / 効果器刺激 |
研究開始時の研究の概要 |
唾液や涙,汗などの分泌系は人の生活や体験に必須な重要な身体機能である.例えば,おいしいものを見ると唾液が出てくるし,ドキドキすると汗が出てくる.また,うれしいと涙が出たりもする.これらの分泌系は人の体験に強く結びつくものである.本研究では体験を作り出すバーチャルリアリティの技術として,これらの漿液分泌を促進・抑制するインタフェースを経皮電気刺激を主とする刺激によって構築する.この技術が実用化されれば,VRの体験により没入したり,現実世界での体験を変容させることが可能となると考えられる.
|
研究成果の概要 |
本研究では,唾液,涙,鼻汁,汗等の漿液分泌機能を調節しうる経皮電気刺激の手法を構築し,それをバーチャルリアリティなどの体験を変容させるシステムとして組み込んだアプリケーションの開発を目指す. 本研究の中でユーザスタディやシミュレーションを通して,唾液や涙の分泌を促進しうる経皮電気刺激の手法を構築することができ,それらを食事中に適用できるハードウェアや,物語の読み上げをしつつ経皮電気刺激を同期して適用させることのできるシステムを開発した.また,鼻腔内化学感覚の側方化や口腔内味覚の空間分布を形成する刺激を構築し,分泌の分泌位置を制御しうる新たな手法の開発に挑戦し,一定の成果を上げることができた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的な意義は,これまでインタフェース研究の対象となっていなかった,人の漿液分泌をデジタル技術によって調節するインタフェースの研究開発に挑んだことである.また,この研究は様々な体験を創出するVR等の技術において,人の体験に寄与する漿液分泌をデジタルに制御することで,映画やゲーム,食事などのコンテンツの魅力をさらに引き上げうる新たな手法を創出し,そのプロトタイプシステムを構築したところに社会的意義がある.
|