研究課題/領域番号 |
21H03484
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
神原 誠之 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (10346306)
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研究分担者 |
北原 格 筑波大学, 計算科学研究センター, 教授 (70323277)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 自動走行 / 快適性 / 自動走行酔い / クロスモーダルインタラクション / ヒューマンロボットインタラクション / クロスモーダル / 移動感覚制御 / マルチモーダルインタラクション / 拡張現実感 / 複合現実感 / 加速度刺激 / 乗り物酔い / 陰消現実感 / 加速度 |
研究開始時の研究の概要 |
自動走行技術の実現に伴う車内環境の劇的な変化により、「乗り物酔い」と「VR酔い」が併発する「自動走行酔い」が発生することが予想されており、その不快要因が自動走行車の社会的受容性を低下させる可能性がある。本研究では、自動走行車内において、「自動走行酔い」を抑制し、搭乗者の快適性(乗り心地)を向上するために、視覚・聴覚・力覚提示を併用したマルチモーダルVR/AR情報提示技術の開発を試みる。さらに搭乗者への平行移動の加速度刺激の軽減による「移動感覚」制御技術の実現により、あたかも移動していないような感覚を生み出すことで搭乗者の快適性向上を目指す。
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研究成果の概要 |
自動走行時の搭乗者の快適性を向上することを目的として、座席傾斜制御可能なマルチモーダルVR/ARシステムを自動走行車に搭載した「XRモビリティプラットフォーム」を利用して、自動走行時の搭乗者の快適性向上技術の開発を行った。自動走行車両を用いた実走行実験を通して、提案した搭乗者への平行移動の加速度刺激を軽減する制御技術により、快適性の低減の原因となる搭乗者が知覚する移動感覚の軽減が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近い将来実現する車両の自動走行化に伴い、搭乗者を取巻く車内環境が劇的に変化すると予想されており、搭乗者の快適性を低下させる要因となることが報告されている。本研究の成果であるXRモビリティプラットフォームを用いた搭乗者が知覚する加速度刺激制御手法は、搭乗者の移動感覚を低減すること示されている。そのため搭乗者の快適性が向上することが可能となり、自動走行車の社会的受容性を高める重要な技術として位置づけられる。
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