研究課題/領域番号 |
21H03509
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61040:ソフトコンピューティング関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大森 敏明 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (10391898)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | データ駆動型脳科学 / 数理イメージング / データ駆動型イメージング / データ駆動型自動制御 / 理論計算機科学 / データ駆動型神経科学 / 神経ダイナミクス推定 / 複雑システム / モデル駆動型制御 / データ駆動型制御 / 潜在ダイナミクス推定 / レプリカ交換粒子マルコフ連鎖モンテカルロ法 / レプリカ交換粒子ギブス法 / レプリカ交換粒子メトロポリスヘイスティングス法 / フィードバック制御 / モデル予測制御 / 統合情報理論 / データ駆動科学 / 神経科学 / 脳型人工知能 / 制御理論 / 神経回路操作 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,光操作に基づくイメージングデータからの潜在ダイナミクス抽出を実現し,時空間型の光操作を実現する光遺伝学に基づいた数理モデリングとデータ駆動型推論の枠組みを融合することにより,行動操作や神経回路改変による回路機能操作への応用を行う.
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研究実績の概要 |
本研究課題の初年度にあたる令和3年度には,神経システムのフィードバック操作を実現するデータ駆動型アルゴリズムの構築を行った.雑音が重畳される計測データから潜在変数を行うと共に,フィードバック制御やモデル予測制御に基づいた動的制御を実現するアルゴリズムを構成した.部分的に観測される潜在変数の推定値に基づいた動的制御により,神経システムの制御を実現するアルゴリズムの構築に成功した.更に,時系列データから潜在ダイナミクスを推定する方法として,レプリカ交換粒子モンテカルロ法(Replica exchange particle Markov chain Monte Carlo (REPMCMC) method)を提案し,潜在変数の分布推定とパラメータの分布推定を同時に実現するデータ駆動型アルゴリズムを構成した.潜在変数とパラメータの分布の同時推定を実現するレプリカ交換粒子ギブス法(Replica exchange particle Gibbs (REPG) method)を提案すると共に,パラメータ分布の推定を実現するレプリカ交換メトロポリスヘイスティングス法(Replica exchange particle Metropolis-Hastings (REPMMH) method)を提案した.更に,深層学習に基づいて統合情報量を推定するデータ駆動型アルゴリズムを構築した.これらの研究成果を国内外の学会や査読付き英文論文として公表した.これらの研究成果は関連研究者の注目を受け,大阪大学 数理・データ科学教育研究センターや,情報処理学会関西支部などでの依頼講演を行うと共に,関連学会より優秀論文賞を受賞した.本研究課題における理論と実験の融合研究を推進する為に,神戸大学先端融合研究環・統合研究領域において,神経回路網シミュレーションモデル研究のプロジェクトリーダーとして融合研究を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初想定していた潜在状態の推定手法と制御理論の融合アルゴリズムの構築を達成するとともに,ダイナミクスに関する分布推定アルゴリズム構築を行ったため.
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今後の研究の推進方策 |
ダイナミクス推定を同時に実現するアルゴリズムへの展開を行う.
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