研究課題/領域番号 |
21H03563
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
竹本 拓治 福井大学, 地域創生推進本部, 教授 (30542104)
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研究分担者 |
中西 孝平 鹿児島国際大学, 経済学部, 准教授 (00804212)
川上 祥代 福井工業大学, 工学部, 准教授 (20817340)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2023年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ナッジ / アントレプレナーシップ / 金融リテラシー / 構造方程式モデリング / ゲーミフィケーション / ナッジ理論 / 行動経済学 / 行動変容 / 経営戦略 / テキストマイニング / 学習支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ゲーミフィケーションとナッジ理論の関係性を明らかにし、ヒトの行動変容のメカニズムを因子分析等で解明することを目指す。ゲーミフィケーションに存在するヒトに行動を促す効果の中で、ナッジとよばれる社会全体にとって望ましい行動の実行につながる要因を特定する。アントレプレナーシップや金融経済リテラシーの獲得をはじめとした教育への応用、社会変革につながる活動など、それらの関係性について定量化と論理性を明示することは、各種政策への応用に貢献できる可能性を有する。
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研究成果の概要 |
本研究は、ゲーミフィケーションとナッジ理論の関係性を解明し、人々の行動変容のメカニズムを分析することを目的とした。 データ収集と消費行動パターンの分析を通じ、ナッジ理論の視点から行動改善の提案を検討した。また、デジタルゲームの類型化とその行動変容への影響を整理し、ゲーミフィケーション要素を特定した。その上で実証実験を実施し、構造方程式モデリングにより分析した。 実地調査では、性別や年齢などの属性データを整理の上、行動変容のメカニズムをモデル化した。ナッジ要素を含む仕掛けを設置した結果、人々の関与レベルの変化が観察され、地域自治体や企業に対し効果的な提言を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、ナッジ理論とゲーミフィケーションの関係性を定量的かつ定性的に解明し、行動変容のメカニズムをモデル化した点にある。構造方程式モデリングやテキストマイニングを用いた分析により、行動改善に寄与する因子を明確にした。これにより、ナッジ理論の視点から行動改善の提案が可能となり、教育や経営戦略に応用する基盤を提供した。 社会的意義としては、デジタルゲームの評価とその行動変容への積極的な利用を促進し、起業支援や社会変革に貢献する方法を示した。特に、人々のニーズに応じたナッジ要素を用いた仕掛けが、人々の行動変容に寄与したことは、地域活性化や健康促進に大きな影響を与えた。
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