研究課題/領域番号 |
21H03662
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
大門 裕之 豊橋技術科学大学, 学生支援統括センター, 教授 (60335106)
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研究分担者 |
山田 剛史 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90533422)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | メタン発酵 / 減災対策 / 再生可能エネルギー / 発酵助剤 / 粒状活性炭 / 可搬式メタン発酵システム / 活性炭 / 例廉価システム / 低廉化システム / 電圧印加効果 |
研究開始時の研究の概要 |
バイオマスから得られるバイオガスで発電を行うメタン発酵システムは、災害時の非常用電源としても期待されている。研究代表者らは、災害時に適した可搬式メタン発酵システムを開発した。このシステムでは、災害時に必要とする場所へ移送した際、メタン発酵の迅速な再起動が重要となる。本研究では可搬式メタン発酵システムの再起動期間を短縮するアクセラレータの開発を目的とする。アクセラレータは2つの要素からなる。1つは食品廃棄物から作製する発酵助剤、もう1つは導電性素材を担体として用いることである。これらの相乗効果により再起動期間の短縮が期待できる。加えて平常時においてもメタン発酵システムの効率の向上が見込める。
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研究成果の概要 |
可搬式メタン発酵システムは、近年、災害時の非常用電源としても期待されている。本研究では可搬式メタン発酵システムの再起動期間を短縮するアクセラレータの開発を目的とした。アクセラレータとしては食品残渣を原料にした発酵助剤と導電素材を担体とした粒状活性炭を用いた。その結果二つのアクセラレータを適した割合で添加することで、可搬式メタン発酵システムの再起動期間短縮に寄与することができると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタン発酵は家畜ふん尿や生ゴミ、廃棄食品などのバイオマスを適切に処理するための手法として位置付けられており、発酵によって得られるバイオガスにより発電が可能である。災害が多い我が国において、脱炭素循環型社会の構築や減災対策、バイオマスの利活用の推進が極めて重要になってくる。可搬式メタン発酵システムの効率的な運用は、それらの課題解決に大きく貢献することができ、日本の2050年までのカーボンニュートラルの実現にも寄与することが期待できる。
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