研究課題/領域番号 |
21H03762
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川崎 雅史 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (20195077)
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研究分担者 |
岩本 一将 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助教 (20850142)
西村 亮彦 国士舘大学, 理工学部, 准教授 (30749601)
王 永成 富山大学, 学術研究部都市デザイン学系, 助教 (50894515)
山口 敬太 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (80565531)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 公共空間 / 都市デザイン / 道路空間 / 空間再編 / 合意形成 / 歩行者空間 / 道路空間再編 / 公園 / 交通計画 / 土木計画 / 交通 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、既存都市の公共空間再編における合意形成及び協働デザインの方法と技術について、事例分析を通じて明らかにし、それに基づく政策指針を示すことを目的としている。事例分析においては、デザイン・プロセスの詳細な把握と、協働デザインに求められる諸課題の抽出と成功要因の分析を行う。具体的には、デザイン・プロセスのなかの協働機会の形成や合意形成に着目して、(1)デザインの参画・協働の実態と条件設定、(2)動態性に対応した協働デザイン・プロセスの要点の抽出と要因、(3)合意形成における課題と解決の手順・方法、について分析を行う。その上で、協働デザイン・プロセスのモデル検証と、技術・方法の体系化を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、既存都市の公共空間再編における合意形成と協働デザインを実現するための方法と技術の構築を目的とする。具体的には、国内外の事例(パリ、ウィーン、ブリュッセル、オークランド、大阪、京都等)の、詳細な調査・分析を行い、道路空間再編の経過と課題ならびに解決方策を抽出し、空間再編の成功要因の分析を行った。その結果、デザイン・プロセスのなかの協働機会の形成や合意形成における(1)デザインの参画・協働の実態と条件設定、(2)動態性に対応した協働デザイン・プロセス、(3)合意形成における課題に対する一体的・創造的解決のに関して知見を導出し、それら技術・方法の体系的な整理を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の着眼点は、申請者らが、道路をはじめとする公共空間の再編の実務に関わってきた知見と経験に基づくものであり、また、国内外事例の事例研究の蓄積から見出したものである。近年ますます重要性が高まっている協働デザインについて、豊富な事例分析に基づく実証研究を行う点に独自性、独創性が高く、学術的に重要な論点を含むと同時に、実践手法の構築を目的とする点で社会的意義も大きい。本研究で得られた技術・方法については、今後も公共分野のデザインにかかわる総合的な学術研究の進展が期待されるとともに、実社会への応用が十分に期待できる。
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