研究課題/領域番号 |
21H03765
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
金谷 一朗 長崎大学, 情報データ科学部, 教授 (50314555)
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研究分担者 |
山本 景子 東京電機大学, システム デザイン 工学部, 准教授 (10585756)
飛谷 謙介 長崎県立大学, 情報システム学部, 准教授 (50597333)
有田 大作 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (70304756)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | デザイン科学 / デザイン / 感性情報学 / 計算幾何学 / デザイン学 / IoT / 感情 / HCI |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「デザイン言語学」という新しい学問の構築を目的とします。本研究者らはデザインにおける形態(フォルム)を一種の言語と考え,語彙をつなぎ合わせる文法や,文法によって生じる意味の事例を蓄積し,その解析を行います。ここにデザインの語彙とは,形態における一連の特徴を持った部分です。本研究者らの従来研究により,デザインの語彙の収集方法は十分に確立しています。デザインの文法とは,語彙をつなぎ合わせる形式のことで,従来は経験的,非言語的に探求,継承が行われてきた人間の知的活動の一種ですが,本研究はここに機械学習を含む計算言語学の知見を応用し,デザインの文法を数学モデル化するものです。
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研究実績の概要 |
本研究は,微分幾何学と計算言語学に基づくデザイン言語学の構築を目的とし,次のサブゴールを設定した.研究項目1: デザインの語彙の収集,分類,整理.これは従来研究によってほぼ完成しているため,データ形式の調整のみを行うものであり,実施済みである.研究項目2: デザインの文法の元となる事例の収集,分類,整理.これは工業デザインや造形物の三次元デジタルアーカイブを約200点程度行うとともに,デザイナによるデザイン行為,デザイン環境のデジタルモデル化も行うものであり,実施済みである.本項目においては収集したデータは手動でラベル付を行い,機械学習の入力データとした.研究項目3: 研究項目2の結果を用いたデザインの計算言語モデルを構築.本項目は結果の半数を教師データとして用い,残り半数を試験データとしてモデルの妥当性を検証するものであり,実施済みである.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度開始時点の想定よりもコロナ禍が続き,データ取得には困難をきたしたが,データ処理,モデル設計については共同研究者とリモート作業するなどして順調に進めることができた.
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今後の研究の推進方策 |
2022年末から2023年初頭にかけて,機械学習モデルの性能とその利用性が大幅に向上したことから,より積極的に機械学習技術を取り入れる.
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