研究課題/領域番号 |
21H03774
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
山本 岳洋 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 准教授 (70717636)
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研究分担者 |
莊司 慶行 静岡大学, 情報学部, 講師 (30783039)
大島 裕明 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 准教授 (90452317)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2023年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 情報検索 / 批判的ウェブ検索行動 / 探索的検索 / 会話型情報検索 / 批判的Web検索 |
研究開始時の研究の概要 |
本申請課題では,批判的ウェブ検索において重要である多様な情報獲得に焦点を定める.ユーザが閲覧している情報とは矛盾する情報,別の観点からの情報,ユーザとは異なるコミュニティがよく閲覧する情報,といった情報を多様情報と定義し,多様情報を自動的にマイニングし,その存在をユーザに気づかせ,そして獲得を促す研究を進めるための基盤構築を行う.
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研究成果の概要 |
本研究課題では,検索ユーザが限られた情報だけから意思決定するのではなく,多様な情報に触れながら意思決定を行う仕組みの実現を目指し研究を行った.主な研究成果として,(1)賛否両論ある検索トピックにおいてユーザがどのようなウェブページを評価し,どう意見形成するのかを明らかにした.また,(2)検索ユーザのクエリの背後にある暗黙的仮定を検出する技術を実現し,(3)音声会話型検索において多様な観点から情報を獲得するための適切な観点推薦タイミングを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フェイクニュースやフィルタバブルといった言葉に代表されるように,ウェブ上の情報の信頼性や偏りは大きな社会的問題となっている.そのような状況のなか,本研究で取り組んだウェブ検索を通じた意思決定のプロセスの解明,暗黙的仮定の検出,音声会話型検索における観点推薦タイミングの検証などは人々が多様な情報に基づいて意思決定を行うことができる仕組みの実現に繋がる.
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