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病的新生血管の分子イメージングに基づく新たな病態制御法の基盤形成

研究課題

研究課題/領域番号 21H03811
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90110:生体医工学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

光永 眞人  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40433990)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2022年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
キーワード分子イメージング / 近赤外光 / 新生血管 / 血管新生
研究開始時の研究の概要

血管新生は線維症や動脈硬化症、悪性腫瘍の増悪など多彩な病態に関与する。研究代表者らは、がん細胞膜表面発現抗原に対する抗体と光感受性物質を結合させた化合物と近赤外光によって、がん細胞のみを機械的細胞死へ誘導する方法を開発し、光免疫療法と名付け報告してきた。また、血管内皮細胞に発現するタンパクを標的とした光免疫療法によって新生血管の傷害から抗腫瘍効果を誘導する方法を開発してきた。病的新生血管の近赤外光による制御は、がんだけでなく非腫瘍性疾患においても実現可能と考えられ、本研究課題では、病的血管新生が病態に関与する疾患モデルを対象として、病的血管の可視化と制御を可能とする治療法の開発を目指す。

研究実績の概要

血管新生は生体の恒常性維持にとって必須な生理的現象であり、促進因子と抑制因子のバランスが保たれるように制御されている。しかし、バランスが崩れると、多彩な病態に関与する。研究代表者らは、がん細胞膜表面発現抗原に対する抗体と光感受性物質を結合させた化合物と近赤外光によって、がん細胞のみを機械的細胞死へ誘導する方法を開発し、光免疫療法と名付け報告してきた。さらに、血管内皮細胞に発現するタンパクを標的とした光免疫療法によって新生血管の傷害から抗腫瘍効果を誘導する方法を開発した。本研究課題では主に非腫瘍性疾患における病的新生血管の制御を目的として、病的血管新生が関与する非腫瘍性疾患マウスモデルを複数種作製した。光感受性VEGFR-2抗体化合物を合成しマウスモデルに投与後、近赤外光を病変部位へ照射することで、抗体化合物による蛍光イメージングが可能であった。また、近赤外光照射による病態の制御が可能となることも見い出した。現在治療効果誘導の最適化に向けた検討、および、作用機序の解明を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

非腫瘍性疾患における病的血管新生マウスモデルを作製し、光感受性VEGFR-2抗体化合物を投与後、近赤外光を照射することで、想定された病態の制御が可能となることを見出した。現在治療効果誘導の最適化に向けた検討と並行して作用機序の解明を行っており、順調に研究は進捗していると判断した。

今後の研究の推進方策

光感受性VEGFR-2抗体化合物による血管新生制御機序の解明、および、病的血管新生が関与する異なる疾患モデルに対する本方法の適応拡大について検討を行う方針である。

報告書

(1件)
  • 2021 実績報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-07-19  

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