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氷河期世代の女性非正規雇用労働者に対する学びの実態調査とリカレント教育について

研究課題

研究課題/領域番号 21H03892
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1170:教育学・教育社会学関連
研究機関京都女子大学

研究代表者

小椋 幹子  京都女子大学, 地域連携研究センター, 大学職員

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
470千円 (直接経費: 470千円)
2021年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
キーワード非正規女性 / 学び直し / リカレント / 非正規雇用女性 / 学び
研究開始時の研究の概要

本研究は、今まで研究対象とされることが少なかった女性非正規労働者の仕事に関する学び(自己啓発)に着目し、その阻害要因や学びへの積極性、仕事のやりがい等について分析する。また、企業内への教育訓練へのアクセスビリティにも着目し、大学における女性のためのリカレント教育が女性労働力の実質化に果たす役割について考察することを目的としている。Society5.0 時代の人材供給に女性非正規労働者の職務能力開発が不可欠であるとの問題意識に立っている。

研究成果の概要

本研究では、非正規女性労働者のスキルアップのための社内外における学びの活動と意向について実態を調査し、自己啓発と仕事の関連性、阻害要因等を明らかにし、女性の労働力の実質化に果たす大学のリカレント教育の役割について提案することを目指すものである。調査は、webアンケートと(n=560)、インタビュー(10名)を実施した。その結果、以下の点が示唆された。
1.OJT,Off-JTの機会、学習活動については、正規の方が多い。2.こどもの有無、末子の年齢は学習活動の阻害要因ではないのでは。3.学習活動は、キャリアアップ、現在の仕事への満足度、現在の仕事へのやりがいとやや強い相関関係がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

非正規雇用女性の学びの実態と特徴について、その傾向を正規雇用の女性との比較を持って示した(一部既存の統計との比較も実施)。また、10名の女性(非正規6名、正規6名)についてインタビューも実施し、テキスト分析において、大学でのリカレントの魅力は、①心理的安全性②信頼できる人的ネットワークの形成にあることがわかった。非正規女性は、正規女性ほど職場での研修の機会に恵まれないが、OJT,OFF-JTの機会は、「キャリアアップへの意欲」「現在の仕事への満足度」「現在の仕事へのやりがい」にプラスの相関関係がある。大学のリカレントが非正規の実質的な学びを提供する重要な役割を担うことを示唆した。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-01-30  

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