研究課題/領域番号 |
21H03945
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
西 麻耶子 熊本大学, 技術部, 技術職員
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
470千円 (直接経費: 470千円)
2021年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
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キーワード | DNA / 科学教育 / 地域貢献 / オンライン / DNAモデリング / 折り紙 / お菓子 / PCR / オンライン科学教室 |
研究開始時の研究の概要 |
初・中等教育での実験は科学的興味を引き出す上で重要である。しかしCOVID-19の影響で対面実験は実施し難い。子供達の「学び」を止めないため、「DNA」を題材に大学が発信するオンライン型実験教室を行う。参加者には事前に実験キットを送り、下記実験を行う。 ①身近な生活用品で市販の国産・外国産すりおろしニンニクチューブのDNAを抽出する。②カラーテープや付箋でDNAモデリングを実験者一人一人にさせる。③余力のある生徒には、COVID-19等ウイルスも含む生物のDNA・RNA複製や遺伝情報伝達メカニズムや現在話題に上ることの多いPCR検査等、発展的・時事的内容も教える。
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研究成果の概要 |
コロナ禍でも子どもたちの「学び」を止めないため、「興味」を引き出すため、また、保護者のリフレッシュにもなるよう、オンラインにも対面にも対応できる教材開発、及び、30組の参加者に双方向オンライン+オンデマンド式配信での科学教室を行った。「DNA」を題材とし、DNA抽出、DNAモデリングを行った。時事的話題として、最近よく聞くがよく理解されないままニュース等で取り上げられていると感じる新型コロナウイルスの感染の有無の検査に利用される「PCR」にも触れた。なお、全ての参加者に事前に申請者オリジナル実験キットを送った。事後アンケートでは、楽しく、満足できたといった肯定的意見が殆どであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
双方向オンライン+オンデマンド式配信での科学教室は、コロナ禍において対面授業がままならず、イベントが軒並み中止となる中、三蜜を避けつつ楽しみながら子どもたちの学習を支え、保護者のリフレッシュの機会となっただろうと期待する。本科学教室のテーマである「DNA」のモデリングを折り紙やお菓子で行うことで、子どもの興味を引き、楽しく学習させることができたようだ。さらに、関連して「PCR」の話題を加えることで、新型コロナウイルス感染症という時事的話題への理解を深める手助けができた。また、申請者オリジナル実験キットを送ったことで、科学教室参加への心理的・労力的・金銭的ハードルを下げられた。
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