研究課題/領域番号 |
21H03955
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
加藤 陽一郎 早稲田大学, 高等学院, 教諭
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
470千円 (直接経費: 470千円)
2021年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
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キーワード | ICT / iPad / ハイフレックス / 中学 / 理科 / オンライン / ZOOM / OBS / 中学理科 |
研究開始時の研究の概要 |
中学理科、特に生物・地学分野において、オンデマンド授業動画を作成し、汎用性の高いオンライン授業型を開発する。ICT機器として、タブレット・タブレットペン・PCを連携させ、可能な限り後編集無しの授業動画を作成する。具体的には、タブレットペンで板書しているタブレットの画面映像と、WEBカメラで撮影した演者の背景抜き映像を、同時にPCにとりこみ、画面収録をする。この授業型に関して受講生にアンケートをし、対面授業に近い学習効果が得られているかを検証する。最適な授業型を抜粋し、これを公表し、普及させる。
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研究成果の概要 |
ICT機器を用いて中学向けのオンライン理科授業を新規に開発した。①オンデマンド動画の授業型を開発した。板書はiPadのノートアプリで行った。PCに、iPadとWEBカメラの2つの映像を取り込み、録画した。WEBカメラの人物映像には背景抜き処理を施し、iPadのノートアプリにかぶせる形で合成した。「iPad画面+先生」の動画としてオンデマンドで配信した。②ハイフレックス型授業を開発した。①にApple TVとキャプチャーボードを追加し、対面ではiPad画面だけをモニター出力し、同時にZOOMでは「iPad画面+先生」の合成画をリアル配信することができるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コロナ感染拡大防止策として小中高で在宅学習が必要となった状況を考慮し、中学向けのオンライン理科授業を開発した。ノート作成型の授業を中学生は好むが、オンラインでも再現できるよう工夫し、中学生が学習に取組みやすい環境を作った。中学生が受講しやすいハイフレックス授業(対面と同時配信)が可能になった。欠席者だけが配信を受ける状態ができても、授業計画を変更することなく、通常授業が展開できる利点も生まれた。緊急時のオンライン授業に対応する1つのスタイルを提案できたと考えている。
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