研究課題/領域番号 |
21H03983
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
粟谷 好子 広島大学, 附属高等学校, 教諭
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
370千円 (直接経費: 370千円)
2021年度: 370千円 (直接経費: 370千円)
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キーワード | 教師教育 / 教育実習 / 社会科教育 / 附属学校教員 / セルフスタディ / 専門性開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、毎年教育実習生を指導する、国立大学附属学校教員の専門性開発を、Self-Studyという研究手法によって解明する研究である。 「授業が変われば、クラスが変わる。クラスが変われば、学校が変わる」、「教師は授業で勝負する」、「よい授業はよい教師から、よい教師はよい教師教育者から」と言われている。よい授業のできるよい教師を育成する教師教育者の専門性とは、どのようなものかを解明する。 教師教育者のためのSelf-Studyとは,自己省察によって自己の指導のみならず,実習制度やその規範への問い直しまでも行うものである。この手法により、教師教育者の専門性開発を解明する。
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研究成果の概要 |
研究の目的は、毎年教育実習生を指導する国立大学附属学校教員の専門性開発を解明することである。セルフスタディというメソドロジーを用い、報告者の同僚をクリティカルフレンドとして、実習中に各自の実習指導を日々記録しマイクロソフト社のチームスで共有し、意見を求め合った。 さらに自己を客観視するため、複数の附属学校の社会科教員を対象に半構造化インタビューを行った。①教員自身のこと、②教育実習の実際、③どのような方針で実習生を指導したか、④指導者の社会科観・授業観等の聞き取りを行った。インタビューの逐語録分析により共通点が発見され、附属学校教員の専門性開発の一端を解明できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各教員へのインタビューの逐語録をコーディングすると、①各教員は独自の「授業理論」を有しておりそれを自覚して指導していること、②教育実習生の実習全体を「形成的評価」し、実習生の良さを引き出すようにしていることなどの共通点が見られた。また、いずれの教員も、教育実習生の授業実践や実習に取り組む姿勢から学びを得ていた。附属学校教員には、毎年教育実習生を鑑として自己省察の機会が与えられ、授業をよりよくしようとする資質も含まれた。以上のような、附属学校教員の専門性開発の一端を解明した。これらの点を、教育実習指導が初めての教員へ研修できれば、実習指導が円滑に進められることができよう。
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