研究課題/領域番号 |
21H04002
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1190:特別支援教育関連
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
福田 龍一 奈良工業高等専門学校, その他部局等, 技術職員
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
430千円 (直接経費: 430千円)
2021年度: 430千円 (直接経費: 430千円)
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キーワード | フライス盤 / 車いす / インクルージョン教育 |
研究開始時の研究の概要 |
身体的な障害等により立ち作業が困難な学生にも、機械実習作業を健常者と同等に受講できるようにする為の作業補助装置を開発し導入することを目的とする。 本件で対象とするのは回転する工具に材料を接触させることで切削加工を行う「立てフライス盤」と呼ばれる工作機械である。開発する補助装置は「立てフライス盤」の操作ハンドルに取付けることで加工部から離れた場所で、着席状態での加工を可能とするものである。
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研究成果の概要 |
身体的な障害を有する学生も多く入学しているなかで機械工作機による作業は、安全面から見学となることが多い。本件は身体的な障害等により立ち作業が困難な学生にも機械実習作業を健常者と同等に受講できるような作業補助装置を開発することを目的とし実施した。対象とした機械工作機は「立てフライス盤」であり、その加工部から離れた場所で、着席状態での加工が可能となる機能を有する作業補助装置を開発した。 結果として改善点はあるものの、「安全な距離をとり」、「着座姿勢で」、「切削抵抗を感じ取れる」補助装置を完成させ、補助装置の開発と使用テストによるその効果の妥当性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発した作業補助装置は、これまで見学しかできなかった身体的な障害を有する学生が、機械実習作業を健常者と同等に、安全に行うことを可能とする。障害に配慮した教育施設を構築・改良し、効果的な学習環境を提供する機械実習におけるインクルージョン教育の一端を担うものである。
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