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アナターゼ型酸化チタン表面の光触媒反応活性サイトの原子構造及び電子状態の分析

研究課題

研究課題/領域番号 21H04074
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 2120:物性物理学、プラズマ学、素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
研究機関分子科学研究所

研究代表者

太田 紘志  分子科学研究所, 技術課, 技術職員

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
470千円 (直接経費: 470千円)
2021年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
キーワード酸化チタン / 放射光 / 光電子分光 / X線吸収 / 表面物理 / 反応活性サイト
研究開始時の研究の概要

酸化チタンは、光触媒材料であり、光の吸収によって励起される電子が酸化チタン表面の有機物等を強く酸化することができる。酸化チタンの光触媒作用は強く、水を水素と酸素に分解でき、水素製造に利用することで脱炭素社会への達成する可能性を持っている。この研究では、アナターゼ型酸化チタン表面における光触媒反応が起こる反応活性サイトの原子構造及び電子状態を新規に開発した共鳴光電子回折分光を用いて明らかにする。

研究成果の概要

TiO2の光触媒作用は、結晶表面の酸素原子の欠陥によって発生した余剰電子が反応活性に寄与していることが考えられている。今回の研究に置いて、TiO2表面に存在する光触媒反応活性サイトの特異な電子状態を解析したところ、共鳴光電子回折分光を用いることでTi周辺の二次電子の放出過程の解析も可能なことが判明した。この結果も併せて、現在、論文をまとめ始めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

有用な光触媒材料の一つである酸化チタンは、光の吸収によって励起される電子がTiO2表面の有機物等を強く酸化することができる。TiO2の光触媒作用は強く、水を水素と酸素に分解でき、水素製造に利用することで脱炭素社会への達成する可能性を持っている。
今回の研究期間では、酸化チタン表面における光触媒反応が起こる活性サイトの原子構造及び電子状態の全てを明らかにすることは出来なかった。しかし、解析を行いたい信号と他の信号の切り分けが進んだことで今後の研究の際により適切なデータの解析ができることから、今後の酸化チタン材料開発の指標の一つとなる研究が行えた。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-01-30  

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