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不眠症を併発する2型糖尿病患者の病勢コントロールに対する各種睡眠薬の有効性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 21H04196
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関京都大学

研究代表者

平井 真智子  京都大学, 医学部附属病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
460千円 (直接経費: 460千円)
2021年度: 460千円 (直接経費: 460千円)
キーワード2型糖尿病 / 不眠症 / 睡眠薬
研究開始時の研究の概要

睡眠障害は糖尿病発症のリスクとなる報告があり、睡眠障害を併発している糖尿病患者においては、不眠症治療を行うことが糖尿病の病勢コントロールに重要であると考えられる。近年、不眠症治療に対する睡眠薬には多様な選択肢があるが、糖尿病に併発する不眠症患者に対する睡眠薬選択の明確な基準はない。
本研究では、作用機序が異なる各種睡眠薬の血糖コントロールに与える影響や不眠症改善の有効性を明らかにすることを目指す。これにより、不眠症を合併する糖尿病患者に対する睡眠薬選択のための新たな根拠を提示し、より有効な薬物療法の推進に繋がると期待できる。

研究成果の概要

本研究では、作用機序の異なる睡眠薬と糖尿病の病勢との関連を明らかにすることを目的とし、2型糖尿病患者を対象にした後方視的なカルテ調査を行った。結果、血糖コントロールが不良な糖尿病患者において、オレキシン受容体拮抗薬の服用により血糖値が有意に改善したが、ベンゾジアゼピン(BZD)系・非BZD系睡眠薬ではその傾向がみられないことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

睡眠障害と糖尿病は密接に関連しており、糖尿病患者において、積極的に不眠症を治療することが病勢コントロールに重要であると考えられる。本研究成果に基づき、糖尿病に併発する不眠症治療における睡眠薬の明確な選択基準や、より効果的かつ適正な睡眠薬の使用を提言できると思われる。また、本成果は不眠症の治療だけでなく、糖尿病の治療の推進にも貢献できると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-01-30  

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