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マスク着用時の室内の二酸化炭素濃度と室内温度の身体への影響

研究課題

研究課題/領域番号 21H04327
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 4110:情報科学、情報工学、人間情報学、応用情報学およびその関連分野
研究機関東京理科大学

研究代表者

鈴木 窓香  東京理科大学, 事務局, 事務員

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
420千円 (直接経費: 420千円)
2021年度: 420千円 (直接経費: 420千円)
キーワードストレス指数 / RRI / 二酸化炭素濃度
研究開始時の研究の概要

本研究では,マスク着用時の室内温度と二酸化炭素濃度の身体への影響を,実験により自律神経系の指標と血液中の酸素飽和度を測定し明らかにする. 評価には,接触型の心電図計を用い,心拍数と心拍変動から自律神経の状態を解析する.また,パルスオキシメーターを用いて血液中の酸素量の指標である酸素飽和度(SpO2)を測定し,マスク着用による酸素供給量への影響を評価する.これにより,室内の二酸化炭素濃度と温度の適切な制御によるストレスや疲労の軽減を目指す.検討の際,質問票による聞き取り調査により,個々の感じ方を把握する.また,室内温度や二酸化炭素濃度に対する感受性の個人差,年齢差,性別の違いを評価する.

研究成果の概要

本研究では,マスク着用時の室内温度と二酸化炭素濃度の身体への影響を,実験により自律神経系の指標と血液中の酸素飽和度を測定し検討した. 評価には,接触型の心電図計を用い,心拍数と心拍変動から自律神経の状態を解析した.また,パルスオキシメーターを用いて血液中の酸素量の指標である酸素飽和度を測定し,酸素供給量への影響を評価した. 今回の結果では,標準的な二酸化炭素濃度の室内でマスクを着用した場合のストレス指数は,基準値より高く,高水準の二酸化炭素濃度の場合より高くなるケースが確認され,室内の二酸化炭素濃度が基準値以下でも,マスク内の二酸化炭素濃度は高くなり,ストレスに影響する可能性が示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

厚生労働省は,マスク着用による心拍数や呼吸数,血中二酸化炭素濃度,体感温度の上昇など,身体への負担について注意を呼びかけている.大気中で20.93%ある酸素濃度は,呼気では15%~17%に低下する.マスク着用により,酸素濃度が低く二酸化炭素濃度が高い一度吐いた空気を吸うことや,本来なら冷たい空気を吸って温かい空気を吐き調節される体温が,うまく調節できないことで脳内の血管が拡張し,頭痛の原因にもなると考えられる.室内の温度と二酸化炭素濃度及び,マスク着用時の呼吸における二酸化炭素濃度のストレスとの関係について可視化することにより,身体への影響を客観的・定量的に把握することが可能となる.

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 室内二酸化炭素濃度とマスクによるストレスへの影響2022

    • 著者名/発表者名
      鈴木 窓香
    • 学会等名
      2022 年 電子情報通信学会総合大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-01-30  

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