研究課題/領域番号 |
21H04402
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中林 純 京都大学, 経済学研究科, 教授 (30565792)
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研究分担者 |
花薗 誠 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (60362406)
西脇 雅人 大阪大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (80599259)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
41,600千円 (直接経費: 32,000千円、間接経費: 9,600千円)
2023年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2022年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2021年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 繰り返しゲーム / 情報 / コミュニケーション / 談合 / スクリーニング / インセンティブ / インセンティブ制約 / 識別 / 実証分析 / 協調均衡 |
研究開始時の研究の概要 |
1)各国政府の公表する入札データを収集してデータセットを構築し、談合を識別する新手法を提案する。2)統計的手法を用いて、繰り返しゲームの理論研究で示唆された談合の成立・維持・崩壊メカニズムの検証を行う。1)で提案する手法は、特定の企業が談合に関与しているかどうかの識別など、高い精度で談合をスクリーニングすることが可能となり、競争当局等が担う新たな実務分野を開拓することが期待される。2)については、その結果を繰り返しゲームの理論分析にフィードバックすることを通じて、理論研究の一層の発展に貢献するとともに、途上国を含めた各国政府が談合を抑止する入札制度を設計する際に応用されることが期待される。
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研究実績の概要 |
本研究課題では繰り返しゲームの均衡について、データを用いて検証することを行った。本研究課題における研究成果は、談合のスクリーンの手法に関する論文が経済学の主要な学術雑誌の一つであるReview of Economic Studies誌に掲載された。また研究代表者及び研究分担者の関連する論文についても、経済学の他の主要な学術雑誌に掲載されることになった。また、本研究課題を通じて得られた理論的知見は、実務にも応用されることとなった。具体的には競争当局等における談合・カルテルの取り締まり政策への応用であり、また公共事業発注機関における入札参加業者へのコンプライアンス政策などの分野である。さらに、本研究課題を通じて得られた多数の発注機関の入札データについては、今後調達全般に関する研究などへの応用も期待できる。こうしたことから、本研究課題は、経済学における談合・カルテルの研究の発展に寄与するとともに、社会的な応用も含めて十分な成果を上げることができたと考える。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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