研究課題/領域番号 |
21H04403
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
椿 広計 統計数理研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 名誉教授 (30155436)
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研究分担者 |
南 和宏 統計数理研究所, 学際統計数理研究系, 教授 (10579410)
山下 智志 統計数理研究所, 学際統計数理研究系, 教授 (50244108)
美添 泰人 公益財団法人統計情報研究開発センター, その他部局等, 客員上席研究員 (80062868)
星野 崇宏 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (20390586)
白川 清美 立正大学, データサイエンス学部, 教授 (20755095)
永瀬 伸子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (30277355)
千野 雅人 統計数理研究所, 大学統計教員育成センター, 特任教授 (20913586)
若野 綾子 東海大学, 政治経済学部, 講師 (80837112)
竹林 由武 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00747537)
岡本 基 統計数理研究所, 運営企画本部, URA (90599870)
山内 慶太 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (60255552)
山本 渉 慶應義塾大学, 健康マネジメント研究科(藤沢), 教授 (30303027)
渡辺 美智子 立正大学, データサイエンス学部, 教授 (50150397)
高部 勲 立正大学, データサイエンス学部, 教授 (30909619)
岡 檀 統計数理研究所, 医療健康データ科学研究センター, 特任准教授 (10649247)
新井 崇弘 多摩大学, 経営情報学部, 専任講師 (30989372)
稲垣 佑典 成城大学, 社会イノベーション学部, 准教授 (30734503)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
40,690千円 (直接経費: 31,300千円、間接経費: 9,390千円)
2024年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2023年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2022年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2021年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | オンサイト拠点 / 政策効果推論 / データの品質管理 / 個票開示リスク |
研究開始時の研究の概要 |
公的統計作成部局,EBPM推進組織との共同研究体制を基に,EBPM支援社会科学研究の質と生産性の向上を目的として,オンサイト拠点に供給される公的統計ミクロデータの質向上技法の公的統計作成部局への提供,公的統計ミクロデータ分析支援ツールのオンサイト拠点への実装,といった公的統計ミクロデータを用いたEBPM支援研究基盤を研究・整備する.更に,これらの研究基盤を活用したEBPM支援社会科学研究をWork-lifeBalance,自殺対策分野で実施し,公的統計ミクロデータを利用した標準的EBPM支援社会科学研究プロセスモデルを研究・公表する.
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研究実績の概要 |
令和4年度においては、年初に設定した研究計画について、下記のような成果が得られた。 ■オンサイト拠点利用によるデータ分析への影響の検討:1)法人企業に関する統計整備、特に母集団名簿の有効性に関する評価の実施、2)標本調査における「ローテーションサンプリング」の性質についての理論的、実証的な分析の検討、3)日本及び世界の国勢調査の実施状況・データの品質に関する研究の実施、4)「大学間連携調査」と称するモード間比較調査研究の実施、5)厚生労働省HPで公開されている月次の自殺者数を使用し、新型コロナ感染症が経済状況に与えた影響を調査し、経済状況が自殺者数増加のリスク要因として働いたかどうかを検証、6)情報・システム研究機構オンサイト拠点環境の整備と効果の検証 ■秘密分散処理データ分析環境の構築:1)オンサイト拠点で用いる集計表のセル秘匿処理ツールの安全性を改善するための秘匿処理のランダム化手法の検討、2)公的ミクロデータの匿名データについて、k-匿名化の概念を検討し、地域領域を柔軟に分割する匿名化アルゴリズムを開発、3)セキュアな環境でのデータ通信を可能とするための秘密分散・秘密計算の試行 ■WLB政策のための統計的機械学習による探索的データ分析:1)新型コロナ感染症による製造業と非製造業における労働時間数の変化の分析、2)SNSユーザにおけるメンタルヘルスサービスの利活用状況に関するオンライン調査を実施
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
EBPM研究プロセスモデルの創生を実現するために、引き続き、オンサイト拠点を利用することのデータ分析に与える影響を検討するための各種分析・調査等を実施し、学会報告、論文投稿等に繋がる成果が得られた。また、秘密分散処理データ分析環境構築の実現のために必要な秘匿計算技術の開発、および、環境検証を進めることが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度までの成果をさらに発展させるために、引き続き、EBPMに必要な統計ミクロデータ探索的解析技法と因果推論の融合、オンサイト拠点に提供される統計ミクロデータの質改善を進める。
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