研究課題/領域番号 |
21H04418
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎大学 (2022-2024) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2021) |
研究代表者 |
熊崎 博一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (70445336)
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研究分担者 |
松本 吉央 東京理科大学, 先進工学部機能デザイン工学科, 教授 (00314534)
吉川 雄一郎 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 (60418530)
吉村 優子 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (70597070)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
41,860千円 (直接経費: 32,200千円、間接経費: 9,660千円)
2024年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2023年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2022年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2021年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | 発達障害 / オンライン授業 / ロボット / 自閉スペクトラム症 / 感情 / 自動化 / 支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、特別支援教育における、チューターロボット、及びピアロボットが連携するオンライン授業支援システムを開発する。児の感情に応じたチューターロボット、ピアロボットによる効果的な行動表出、及びその連携のパターンのデータベースを構築する。構築したデータベースを基に、それぞれのロボットの行動表出と連携を自動化することで、オンライン授業への集中力向上、及び他生徒との交流を支援するシステムを開発し、特別支援教育の場でASD児支援への効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本年度は、小学校1年生、3年生、5年生の教室にロボットを長期間設置し、授業中の子どもたちの集中力、子どもたち同士の交流、ロボットへの関心度の時間的経過について調査した。研究代表者と研究分担者、研究協力者が、生徒がロボットとインタラクションした際の快不快、覚醒度、従事について評価した。さらにロボットのノンバーバルな設定を変更することで生徒の快不快、覚醒度、従事がどのように変化するかについても併せて評価した。また前年度に続いて実際のオンライン授業の画面上にロボットを導入することで生徒の授業への関心、モチベーションがどのように変化するかも調査を行った。 実際のロボットをディスプレイ上に映すことと、ディスプレイ上のロボットと同じ自由度のCGを比較してそれぞれのメリット、デメリットを比較した。実際のロボットとディスプレイ上のCGでは、自閉スペクトラム症者の集中力、インタラクション時のモチベーション、CG、及び実験中におけるロボットとの距離感が異なっていた。また会話の内容により、好みが変化することが分かった。ロボットにおいては、自閉スペクトラム症者の感覚過敏、感覚探求といった項目により、動きの大きいロボットを好む群と、動きの小さいロボットを好む群に2群に分かれることが分かった。ディスプレイ上のロボットにおいても動きの大きいロボットを好む群と、動きの小さいロボットを好む群に2群に分かれたが、こちらについては、2群に分ける因子が同定できなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新たな課題が見つかったが、研究は予定通り行えている。
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今後の研究の推進方策 |
現在まで構築したデータベース、蓄積した知見を基に、ASD児の特性情報、及び視覚音声情報から個々の児にとってチューターCommU、ピアCommUのどういった設定が授業への持続的な集中を促す上で最適かを同定し、個々に最適なそれぞれのCommUの行動表出(声掛け・動作・表情)及び連携についてモデル化する。その結果から特徴的な要素を検出し、オンライン授業において集中力を高める、個々のASD児データに対応した両CommUの行動表出及び連携の設定を自動調整できるようにプログラムを開発する。
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