研究課題/領域番号 |
21H04502
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
圦本 尚義 北海道大学, 理学研究院, 教授 (80191485)
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研究分担者 |
馬上 謙一 北海道大学, 理学研究院, 助教 (70624758)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
42,510千円 (直接経費: 32,700千円、間接経費: 9,810千円)
2021年度: 17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
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キーワード | 地球化学 / 太陽風 / 太陽 / 原始太陽 / 希ガス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,原始星太陽と主系列星太陽との間の太陽活動の違いを解明することである.そのために,46億年前に太陽風照射されたガスリッチ炭素質隕石; 1億年前に太陽風照射された月面レゴリス;百万年前に太陽風照射された小惑星イトカワ粒子の分析を行う.これらの分析結果から解析された粒子放射(太陽風)スペクトルの対比により,前主系列星期と主系列星期の太陽活動の特徴を解明する.本研究は未踏の新規研究分野であり,その成果は,恒星の進化を探るのみならず,原始惑星系円盤進化,惑星進化,宇宙風化,宇宙天気などの理解に向けて大きな意味を持つ.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,原始星太陽と主系列星太陽との間の太陽活動の違いを解明することである.そのために,46億年前に太陽風照射されたガスリッチ炭素質隕石; 1億年前に太陽風照射された月面レゴリス;百万年前に太陽風照射された小惑星イトカワ粒子の分析を行う.これらの分析結果から解析された粒子放射(太陽風)スペクトルの対比により,前主系列星期と主系列星期の太陽活動の特徴を解明する.本研究は未踏の新規研究分野であり,その成果は,恒星の進化を探るのみならず,原始惑星系円盤進化,惑星進化,宇宙風化,宇宙天気などの理解に向けて大きな意味を持つ.本年度は以下の研究を開始し,基盤S研究に引き継がれた. 1. 同位体ナノスコープによる希ガスの組成分析・同位体分析 希ガス超局所分析(空間分解能:縦800nm横800nm深5nm)が可能な同位体ナノスコープを用い,地球外物質の固体粒子局所表面の希ガス濃度・同位体分布より太陽風の照射量とエネルギー分布を決定する.今年度は,1辺100umを超える試料表面の広領域イメージングを可能にするための一段階として,真空ゲートバルブを購入し,改造にとりかかった.この改造は,新規に採択された基盤S研究に引き継がれた. 2. 小惑星イトカワ粒子中に記録される太陽活動 百万年前までの太陽活動をJAXA はやぶさ探査機が持ち帰った小惑星イトカワ粒子から解読する.イトカワ粒子の分析を行い,粒子の表面から太陽風Heの3次元濃度分布(nmスケールの分解能)の測定を開始し,Heは粒子表面下50nm付近に多く存在しているのを確認した.これは低速太陽風(keV/核子)の照射が多かったことを示す.今後は本研究課題を引き継いだ基盤S研究において,深さ400nm以深のHeを分析し,百keV/核子のエネルギーを持つコロナ質量放出の検出と定量を目指す.
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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