研究課題/領域番号 |
21H04561
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
白石 誠司 京都大学, 工学研究科, 教授 (30397682)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
36,530千円 (直接経費: 28,100千円、間接経費: 8,430千円)
2023年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2022年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2021年度: 21,450千円 (直接経費: 16,500千円、間接経費: 4,950千円)
|
キーワード | スピントランジスタ / シリコン / スピン演算 / スピン流 |
研究開始時の研究の概要 |
本提案では3年間の研究期間で、(i) 再構成可能論理回路創出に必要なスピン素子の磁気抵抗比100%を、従来にはなかったSiスピン素子の縦型化という発想と現在進行中の新規な素子作製技術の確立で、(ii)基盤研究(S)で実証に成功したスピン流XOR論理演算素子の発展による集積化が容易で切り替え可能な新規論理演算の実現で、それぞれクリアし、3年後にSiスピントロニクスを応用に資するレベルに確実に到達させることを目標とする。
|
研究成果の概要 |
(1)Siスピントランジスタにおける磁気抵抗比100%の実現とそれに伴う再構成可能論理回路の創出 (2)スピン演算機能の発展によるMagnetic Logic Gate(MLG)の実現 の2点について3年間研究を行い、(1)では磁気抵抗比100%の実現には至らなかったものの、研究開始当初にその実現への大きな障壁となっていた寄生抵抗と強磁性体/Si界面のショットキー障壁問題をいづれも回避する施策を見出し実現した。(2)では目標通りのスピン演算("NAND"、"OR"など)をシリコンスピントランジスタを用いて実現できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低消費エネルギー情報演算のキーテクノロジーの1つであるスピン演算の視点から、毒性がなくユビキタス材料であるシリコンを用いたスピン演算を実現し、将来的な応用に向けた基盤技術を構築でいた点に大きな学術的・社会的意義を有する。
|