研究課題/領域番号 |
21H04648
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分29:応用物理物性およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
水上 成美 東北大学, 材料科学高等研究所, 教授 (00339269)
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研究分担者 |
飯浜 賢志 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (70826073)
能崎 幸雄 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30304760)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
2021年度: 28,080千円 (直接経費: 21,600千円、間接経費: 6,480千円)
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キーワード | スピントロニクス / マグノニクス / 非線形ダイナミクス / 反強磁性体 |
研究開始時の研究の概要 |
磁性体を伝搬する磁気(スピン)の波動は量子力学的にはマグノンと呼ばれる。この波動を利用した信号処理や情報処理技術はマグノニクスと呼ばれ、低消費電力の情報処理デバイスや集積回路を実現できると期待されている。その実現の課題の一つとして、マグノンを効率よく増幅できるナノスケールの非線形デバイスが求められる。本研究では、超短パルス光、マイクロ波、弾性波等の様々な手法を用いて、人工の反強磁性体におけるマグノン増幅等の非線形マグノンダイナミクスを研究する。これをデバイスに応用することで、ナノスケールで動作可能なマグノン増幅非線形デバイスのコンセプト実証を目指す。
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研究実績の概要 |
スピンの波の量子(マグノン)を応用する技術はマグノニクスと呼ばれ、その技術を用いた高エネルギー効率の情報処理回路の実現が期待されている。その実現には、マグノンの非線形ダイナミクスを利用したデバイスが必要である。本研究では、人工の積層反強磁性体に特有の非線形マグノンダイナミクスを様々な手法を用いて研究し、その学理を構築する。特に、特異なマグノン増幅現象について研究し、それを応用したマグノン増幅デバイスのコンセプトを実証する。本年度は当初計画に従い、計画のベースとなる研究を行った。 代表者(水上)は、積層反強磁性体の非線形マグノンダイナミクスに対するスピン散逸やマグノンモードの効果について明らかにするため、光パルスマグノン励起ならびに観察の手法を用いた実験を進めた。この研究の過程で、白金で挟み込んだ積層反強磁性体において、円偏光を用いた強磁性マグノン励起を新たに見出し、国際会議で報告した。また、代表者は、マグノンの非線形時空間発展イメージングならびに、三端子マグノン増幅素子の実証に向け、時空間分解計測の光学系改良を進めるとともにマイクロマグネティックシミュレーションによる数値解析を進めた。 他方、代表者ならびに分担者(飯浜)は、ナノサイズの積層反強磁性体における非線形マグノンダイナミクスを明らかにすることを目的に、高磁場光学系の改良を進めた。また、英国のグループとともに、積層反強磁性体の磁化ダイナミクス計測を進めた。 並行して、表面弾性波によって励振される非線形マグノンダイナミクスを明らかにするため、代表者はリチウムナイオベート単結晶基板上にコバルト鉄ボロン薄膜を作製し、分担者(能崎)はそのサンプル微細加工条件の最適化を進めデバイス作製の指針を得た。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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