研究課題/領域番号 |
21H04762
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉川 雅英 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (80272425)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
40,690千円 (直接経費: 31,300千円、間接経費: 9,390千円)
2024年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2023年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2022年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2021年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
|
キーワード | 上皮 / クライオ電子顕微鏡 / 繊毛 / 微絨毛 / クライオ電子線トモグラフィー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、クライオ電子線トモグラフィーを用い上皮細胞の形態形成のメカニズムを分子レベルから解明する。上皮細胞は、外界と臓器の「インターフェース」に当たり、臓器の機能に応じて様々な形態を取る。本提案では、これまで我々が研究してきた繊毛に加え、小腸の微絨毛や耳の不動毛など、これまで全く未開拓であった脊椎動物の上皮組織を対象とする。この目的のために、クライオ電子顕微鏡用の新しい細胞内標識「形状ラベル」を開発・応用することで、上皮の形態形成のメカニズムを解明する。
|
研究実績の概要 |
本研究では、クライオ電子線トモグラフィーを用い上皮細胞の形態形成のメカニズムを分子レベルから解明する。上皮細胞は、外界と臓器の「インターフェー ス」に当たり、臓器の機能に応じて様々な形態を取る。本提案では、これまで我々が研究してきた繊毛に加え、小腸の微絨毛や耳の不動毛など、これまで全く未 開拓であった脊椎動物の上皮組織を対象とする。この目的のために、クライオ電子顕微鏡用の新しい細胞内標識「形状ラベル」を開発・応用することで、上皮の 形態形成のメカニズムを解明する。
本年度は、研究計画に沿って精子形成における新たなモーター系「マンシェット流」のモーターが相互作用するタンパク質を同定することで、なぜモーター分子 をノックアウトしたマウスで精子が動かなくなるかを解明した。これらの成果は、解剖学会などにおいて発表した。また、山梨大学・小田らとの共同研究で、繊毛内の微小管修飾の論文、ゼブラフィッシュの精子におけるカルシウム結合タンパク質に関する論文、膀胱上皮構造に関連するウロプラキンの構造解析などの結果を、4報の論文として発表した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
後に示すように、2023年度中に、4報の関連する論文を発表することができたため。
|
今後の研究の推進方策 |
形状ラベル、マンシェット流に関連するマウスの解析、などを推し進めて、論文発表を加速する。
|