研究課題/領域番号 |
21H04882
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
筧 康明 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (40500202)
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研究分担者 |
前田 真吾 東京工業大学, 工学院, 教授 (40424808)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
42,120千円 (直接経費: 32,400千円、間接経費: 9,720千円)
2023年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2022年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2021年度: 14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
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キーワード | Electrohydrodynamics / 流体制御 / マテリアルインタラクション / フィジカルディスプレイ / ソフトアクチュエータ / プロトタイピング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、布のように柔らかさ・しなやかさを有するモノの中にアクチュエーション(形・動きなどの変化)やディスプレイ(色などの変化)機能を埋め込み、モノを介したマルチモーダルなインタラクションを実現する。Electrohydrodynamics(EHD、電気流体力学)の原理を用いて流体の動きを制御する技術を基盤とし、モノの表面あるいは内部に血管のように流路を張り巡らせることで、モノに対して変形、温冷感覚、色彩変化などを制御できる機能を付与し、新規なヒューマンインタフェースの創出を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、Electrohydrodynamics(EHD、電気流体力学)の原理を用いて布のように柔らかさ・しなやかさを有するモノの中にアクチュエーションやディスプレイ機能を埋め込み、モノを介したマルチモーダルなインタラクションを実現することを目的とする。成果として、まずEHDポンプの原理のモデル化、低電圧駆動化を行い、さらにEHDによる液体制御のプロトタイピングのためのモジュール型デバイスを開発した。液体制御を通じたマルチモーダルなインタラクションとして、変形、温冷感覚、色彩変化などを制御できるシステムを開発し、ヒューマンインタフェースやアートインスタレーションとしての応用実装を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来から工学分野ではEHDアクチュエータの研究が行われてきたが、本研究の貢献の一つはその作りやすさや使いやすさを考慮したデザインが挙げられる。本手法で開発したデジタルファブリケーション機器の利用を想定したEHD回路の制作や無線での制御手法や、ユーザインタフェースとして液体制御を通した騒音の少ないマルチモーダルなインタラクション手法は、ユーザや応用分野の広がりが期待できる。
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