研究課題/領域番号 |
21J01539
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
馬渡 玲欧 ノートルダム清心女子大学, 文学部現代社会学科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 自然の生産 / 批判的都市理論 / フランクフルト学派 / アルフレート・シュミット / ニール・スミス / エコロジー / 原状回復 / 産業廃棄物 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「自然空間の生産」をめぐる理論・実証研究を行ない、ある地域において自然空間がどのように資本蓄積をもたらしたかを明らかにする。特に広範囲の都市化の過程に自然空間が組み込まれ生産力化していく様相に着目する。計画として①「自然空間の生産」の理論研究を批判的都市理論の動向を参考に行なう。さらに②「自然空間の生産」の実証研究を豊島・直島の調査に即し行なう。上記方針に則り、なぜ「自然の生産」理論が生み出されたのかの理論史を振り返り、そのうえで自然と空間の関係を整理する。そしてどのように自然空間が生産力化するかを明確にする。最後に民主的な自然空間の生産の可能性を豊島の原状回復構想に着目し検討する。
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研究実績の概要 |
今年度は、批判的都市理論の理論史について、(本研究課題採択前に原稿を提出した)ニール・スミス『不均等発展』の「自然の生産」論を踏まえた論稿が四月に刊行された。引き続いて、理論史的展開においてフランクフルト学派側からの議論を検討するために、次の二つの研究課題に着手した。 まず、フランクフルト学派第一世代の社会思想・社会哲学において、エコロジーがどのように捉えられているのか、Andrew Biro編、Critical Ecologiesの検討をおこない、書評論文執筆の準備をおこなった。 次に、ニール・スミスが「自然の生産」論において参照先のひとつとしていた、フランクフルト学派第二世代の哲学者であるアルフレート・シュミットの思想(『マルクスの自然概念』)について、シュミットの意図や狙いを明確にするために、シュミットのフォイエルバッハ論、Emanzipatorische Sinnlichkeit(『解放的感性』)の読解を進めた。それぞれの研究成果については、2022年度以降の刊行を目指す。 予定していた香川県豊島や直島でのフィールドワークについては、COVID-19の影響もあり、当初の研究スケジュールを見直すこととなった。代替策として、豊島の廃棄物処分地の地下水処理に関する協議会をwebから傍聴し、なるべく最新の状況の情報収集に努めた。また、産廃不法投棄問題をめぐる新聞報道について新聞記事データベースでの収集を進めた。処理協議会の議事録の検討とあわせて、豊島・廃棄物処分地の「原状回復」をめぐる構想については、ソーシャル・コンピュテーション学会第15回研究例会にて報告をおこなった。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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