研究課題/領域番号 |
21J01636
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分46030:神経機能学関連
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研究機関 | 福井大学 (2022) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2021) |
研究代表者 |
國石 洋 福井大学, こどものこころの発達研究センター, 助教
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社会性 / 眼窩前頭皮質 / 扁桃体 / 臨界期 / 社会隔離 / 幼少期ストレス / 光遺伝学 |
研究開始時の研究の概要 |
脳の神経回路は生後初期の一定の時期“臨界期”に発達する。これまで、臨界期を制御するメカニズムは、感覚皮質において明らかにされてきた一方で、社会性などの高次機能を担う回路発達の臨界期メカニズムは未だ不明である。 これまでに、Parvalbumin(PV)陽性ニューロンの機能的発達が視覚野のシナプス発達の臨界期を制御すると報告されている。つまり、社会性に関わる神経回路(前頭葉、扁桃体など)発達の臨界期もPVニューロンや関連因子で制御される可能性が考えられる。 そこで本研究では、PVニューロンや関連因子の発達変化と、社会性を制御する前頭葉-扁桃体シナプス発達の臨界期との因果関係について明らかにする。
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研究実績の概要 |
まず、マウスの幼少期の社会経験の剥奪により、社会性の制御に重要な内側mOFCから扁桃体BLA核に投射するシナプス伝達の異常が引き起こされ、成熟後の社会性の低下をもたらす一因となることを論文として取りまとめ、報告した。 また、前年度までの研究で、”社会隔離が社会性とmOFC-BLAシナプス機能の異常を引き起こす臨界期”は思春期前半までであり”それらの異常に対して再社会化飼育が改善効果を持つ臨界期”は思春期後半までであることを明らかにしていたが、本年度はこの社会性発達の臨界期を制御する分子メカニズムについて、Parvalbumin(PV)陽性ニューロンや関連因子の機能的発達との因果関係について着目し研究を行う準備を進めた。PVニューロン特異的な機能操作を目的に、PV-Creマウスを導入・繁殖をすすめた。また、このマウスへCre依存的にmCherryあるいは抑制性のDREADD受容体であるhM4D(Gi)を発現するAAVベクターを投与することで、PVニューロン特異的な機能抑制系の準備を進めた。その結果、扁桃体BLA核へのAAV投与によりmCherry、hM4D(Gi)の発現が確認できたため、特異的なPVニューロンの機能抑制の準備が整った。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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