研究課題/領域番号 |
21J10009
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小泉 愛美 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 言語発達 / 言語・コミュニケーション障害 / 知的障害 / 発達障害 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国では、知的障害児における統語発達について、量的な研究方法で一定の知見を見出しているものの、知的障害児の統語的側面の発達影響要因について検討された報告や標準化された言語発達検査の数は海外に比べて少なく、個人や障害の特性に配慮した体系的な指導方法や効果的な評価方法の開発が十分行われていない。 そこで、本研究では、知的障害児と同じ精神年齢をもつ定型発達児との比較検討を通して、障害特性と統語的側面の発達影響要因の解明を行い、効果的な言語指導・支援の開発に向けた基礎的な知見を得ることを目的とする。さらに、得られた知見から、知的障害児の統語発達能力を向上させるための効果的な言語指導・支援の開発を行う。
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研究実績の概要 |
6カ月間の間に、知的障害児と精神年齢(Mental Age)を統制した定型発達児を対象に、統語的側面の発達とその影響要因(主に、言語性短期記憶と語彙的側面の発達に焦点を当てて)との関係性について検討を行った。 面接調査の実施にあたっては、コロナ禍ということもあり、対面による面接調査だけではなく、zoomを利用したオンラインによる面接調査を実施した。オンラインによる面接調査では、関東地方だけでなく、東北や中部、九州地方など、全国各地からも研究協力を得つつ、データ収集を努めた。 そして、知的障害児約60名、4~6歳の定型発達児は約120名の面接調査を終え、現在、自閉スペクトラム症児、ダウン症児など障害種別による検討、また精神年齢(Mental Age)を統制した定型発達児との比較などを行いながら、分析を行っている。これから知的障害児の統語的側面の発達と言語性短期記憶、または語彙的側面の発達との関係性について、障害種別に特徴を明らかにしていくとともに、効果的な言語指導・支援の在り方について考察を深めていく予定である。これらの研究成果については、今後、学会発表、国際誌への投稿を予定しており、現在、少しずつ執筆を進めている。 日本では、知的障害児の統語的側面の発達に関する研究は極めて少なく、本研究は基礎的な研究として、知的障害児の統語的側面の発達機序の解明および効果的な言語指導・支援へつなげるための有益な知見を示すことが期待されるのではないかと考える。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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