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ヒストン修飾阻害薬Dznepによる、エピジェネティックな腎線維化抑制機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21J10424
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

山崎 智貴  東京大学, 大学院医学系研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2021-04-28 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードDznep / HIF / TIMP2 / 慢性腎臓病 / エピジェネティクス / 尿細管細胞 / 低酸素
研究開始時の研究の概要

急性腎障害 が完全に改善した後に、慢性腎臓病 となり腎障害が進行し (AKI-to-CKD transition)、末期腎不全になる患者がいることが知られている。AKIによる障害がDNAメチル化やヒストン修飾などのDNAの配列によらないエピジェネティックな変化を起こし、細胞記憶としてCKDへ移行する要因になる可能性が考えられている。ヒストン修飾阻害薬であるDznepが腎線維化を抑制し、線維化因子であるTIMP2の発現を抑制することが先行研究で示されている。本研究では、Dznepが腎性線維化を抑制する機構をTIMP2のエピジェネティック制御を中心に解明していく。

研究実績の概要

HIF1αの結合領域を、過去のchip-seqのデータから同定して、その領域をpGL3-promotorのベクターにクローニングにして、レポーターアッセイを行うこととした。低酸素刺激を加えると、emptyベクターに比べて、HIF1αをクローニングしたベクターをトランスフェクションした尿細管細胞にて、低酸素における発光量が増えた。この結果より、この領域によるHIFの結合が低酸素におけるTIMP2の発現に関与することが示唆された。次に、siRNAによってHIF1αの抑制をしてみることで、TIMP2の発現量がどうなるかについて実験を試みた。しかし、HIFの抑制化で低酸素刺激を加えると、尿細管細胞の培養がうまく行かなかったため、この実験は断念することとした。そして、今までの実験データを踏まえて、論文投稿することとした。改定を求められた部分である、ヒストンのWestern blotによる定量の再現や、低酸素刺激のポジティブコントロールやネガティブコントロール実験の追加などの修正をし、現在再投稿を目指している。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Treatment of Diabetic Kidney Disease: Current and Future2021

    • 著者名/発表者名
      Tomotaka Yamazaki, Imari Mimura, Tetsuhiro Tanaka, Masaomi Nangaku
    • 雑誌名

      Diabetes Metab J

      巻: 1 号: 1 ページ: 11-26

    • DOI

      10.4093/dmj.2020.0217

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Dznep, a histone modification inhibitor, inhibits HIF1α binding to TIMP2 gene by reducing open chromatin area.2022

    • 著者名/発表者名
      Yamazaki T, Mimura I, Nangaku M.
    • 学会等名
      ASN Kidney Week 2022
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2021-05-27   更新日: 2024-03-26  

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