研究課題/領域番号 |
21J12954
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
本倉 健吾 神戸大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2022年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | Fano共鳴 / フォトクロミック色素 / 導波モード |
研究開始時の研究の概要 |
Fano共鳴は、高Q値で急峻な共鳴線を実現できることから、センサーや増強分光等への応用が期待されている。本研究では、高Q値なFano共鳴が生じる平面多層膜構造に、フォトクロミック色素や蛍光色素等の光機能性分子を導入することで、Fano共鳴と光機能性分子の融合を試みる。これにより、Fano共鳴に光機能性を与えると同時に、蛍光増強をはじめとして光機能性分子の種々の性能向上が見込める。光機能性Fano共鳴の光学特性を明らかにすることで、バイオセンサー等の応用に繋げることを目指す。
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研究実績の概要 |
本年度は、主にナノディスクアレイ―平面導波路構造における狭帯域共鳴の動的制御性に関する研究を行った。前年度に行った研究では、シリコンディスクアレイの上部にスピロピランをドープしたポリスチレン導波路を配置した構造を提案し、この構造では可視域に狭帯域共鳴が現れ、紫外光照射によってポリスチレン導波路の屈折率変化を誘起することで共鳴波長の動的制御が可能であることを示した。本年度は、屈折率センサーや動的制御性を備えたメタサーフェス応用を念頭に、この狭帯域共鳴の動的制御性に関する詳細な光学特性の解明を行った。 屈折率センサーの高感度化やメタサーフェスの動的制御性の高効率化には、共鳴の線幅の低減と屈折率感度の向上が重要となる。そのための構造設計指針を明らかにするため、材料と構造パラメータが共鳴の線幅と屈折率感度に与える効果を検討した。まず、ディスクアレイ構造の材料として、可視域の損失が小さな酸化チタン(TiO2)を検討した。酸化チタンとシリコンのディスクアレイ構造が示す光学共鳴を詳細に比較したところ、酸化チタンではシリコンに比べて線幅が半分以下の共鳴が得られ、共鳴の狭帯域化に高い効果があることが分かった。構造パラメータに関しては、特に実験的な制御が容易なディスク高さに対する依存性を調査した。その結果、ディスクが薄いほど共鳴の線幅が低減し、かつ屈折率感度が向上することを見出した。また、このような光学特性の起源について、局所電場分布のディスク高さ依存性を解析することにより明らかにした。以上の研究結果は、センサーやメタサーフェスへの応用に際して低損失な材料の薄いディスク構造を用いることが有効であることを示しており、応用上の構造設計指針を与えるものと期待できる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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