研究課題/領域番号 |
21J13253
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分01040:思想史関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高城 建人 京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
900千円 (直接経費: 900千円)
2022年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2021年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 民主主義 / 自由主義 / 多元主義 / 立憲主義 / 政党政治 / 議会政治 / 法の支配 / コーポラティズム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、韓国の初代政権である李承晩政権期(1948‐1960)の民主主義思想に関する探究である。筆者は、李承晩政権期の李承晩と野党との対立は、両者の民主主義思想の違いによるものだと考える。具体的には、議会や政党ではなく国民との直接疎通を主張する一君万民思想を唱えた李承晩と議会と政党が政治の中心を担うべきだという議会民主主義、政党民主主義を唱えた野党とは違いがあり、それが対立へと繋がったとする仮説を提示する。同仮説を裏付けるために本研究では①1950 年代の国内状況と李承晩の活動②李承晩の側近と野党政治家の民主主義思想分析③李承晩の野党批判に対する当時の野党の対応、以下3つを明らかにする。
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研究実績の概要 |
昨年度は、1つの研究会発表と3個の論文、1つの研究ノートが学術誌に掲載された。 研究会発表は、昨年5月に東アジア実学研究会という東北大学が主催する研究会で「19 世紀後半から20 世紀前半の朝鮮半島における民主主義談論について」というタイトルで研究発表を行った。 投稿論文に関しては、5つの学術誌に論文を投稿(すべて別個の論文。二重投稿なし)し、そのうち3つが論文として、1つが研究ノートとして採択された。ひとつの論文は、「韓国憲政史における立憲主義と現実政治の葛藤の起源‐1954年国会の憲法改正議論を中心に‐」というタイトルであり、1954年韓国における憲法改正と同改正が後の韓国憲政史に及ぼした影響について扱っている。同論文は、昨年の12月に『人間・環境学紀要』という京都大学大学院人間・環境学研究科が発行する学術誌に掲載された。2つめの論文は、「大韓民国政府樹立以前の朝鮮半島における民主主義談論と実現の試み」という論文であり、1948年以前の朝鮮半島における民主主義談論及び実現の試みと挫折過程について述べた。同論文は、昨年11月に『自然と実学』という東アジア実学研究会が発行する学術誌に掲載された。3つめの論文は、「1955年韓国における野党勢力間の統合の試みと失敗」というタイトルであり、1955年韓国における野党勢力統合の試みとその失敗に過程について述べた。同論文は、今年3月に『社会システム研究』という京都大学大学院人間・環境学研究科社会システム研究会で発行する学術誌に掲載された。また、昨年11月に『比較文明』という比較文明学会が発行する学術誌に研究ノート(タイトル:1950年代における趙炳玉の民主主義思想の特徴‐李承晩との比較を通じて‐)が掲載された。 また、昨年11月に博士学位論文を提出し、今年3月に博士学位(人間・環境学)を取得した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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