研究課題/領域番号 |
21J13487
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
森田 和樹 同志社大学, 社会学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
900千円 (直接経費: 900千円)
2022年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2021年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 兵役拒否 / 徴兵忌避 / 脱走兵 / 密航 / 亡命 / 徴兵制 |
研究開始時の研究の概要 |
政府樹立直後から今日まで徴兵制を維持してきた韓国には、1950年代から1970年代前半にいたるまで多数の徴兵忌避者や脱走兵が存在していた。この事実に着目し、本研究はその実態を解明することによって国家形成の暴力とそこから逃れようとする住民の相互に拮抗する論理の析出をめざしている。その際、本研究が重視しているのは、検討対象を韓国国内のみならず、北朝鮮や日本にまで拡張することである。事実、徴兵を忌避したり、軍隊から逃れた人びとの一部は北朝鮮へ逃れたり、日本へ渡ってきたりしていた。韓国政府の実効支配の及ばないこれらの地域を射程に入れてこそ、韓国の徴兵忌避や脱走兵の特徴を正確に把握することが可能となる。
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研究実績の概要 |
今年度は特に韓国での現地調査を継続しつつ、兵役法違反裁判関連資料と軍隊内の部隊新聞資料を収集した。とりわけ、軍史問題研究所におもむき、極めて重要度の高い諸資料を発掘、収集することができた。また、一方では、国史編纂委員会所蔵の兵営日記など、ネットでの閲覧が広範囲にわたって可能になりつつ韓国においてさえも、インターネットでは公開されていない諸史料を閲覧、収集することができた。 また、一方では、これまでの調査にもとづき、韓国語での論文執筆も行い、成果を広く発表することができた。具体的には、「1950年代における韓国軍脱走兵の動態とその諸相」『歴史問題研究』第49号を発表することでき、日本社会のみならず、韓国社会でも自分の研究成果を発信することができたのは、大きな成果のひとつであると考えている。 一方、課題としてはインタビュー調査の進捗が遅れたことがあげられる。まず、インタビュー対象が集団として存在していないうえに、韓国社会において極めてセンシティブな問題であるために、インタビュイーを探すことは困難を極めた。これは調査計画に再検討を要する部分である。また、初年度にコロナによる調査の遅れが生じ、今年度も継続して韓国での現地調査を進めたために、日本での調査が予定よりもできなかったことも合わせて報告しておきたい。 以上、今年度の調査について報告したが、全体として研究の進捗状況は、予定通りとはいかないものの、悪くはなく、まとまった成果を数年以内に発表できるであろう。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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