研究課題/領域番号 |
21J13613
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
安藤 和久 広島大学, 人間社会科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
900千円 (直接経費: 900千円)
2022年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2021年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
|
キーワード | イエナ・プラン / ペーターゼン / 改革教育学 / ドイツ教授学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、イエナ・プランが今日の教育を問い直しより豊かな実践を拓いていく指針をどのように提示することができるのかということを歴史的・実証的に明らかにする研究である。その目的を達成するために、以下の2点の研究課題に取り組む。すなわち、①イエナ大学附属学校の実践報告や教育学的事実研究の授業記録を手がかりとした、イエナ大学附属学校の学校生活や授業過程の実践的検討、②イエナ大学における教員養成の伝統との連続・非連続性という視角からの、教育学的事実研究を軸とした大学附属学校としてのイエナ・プランの検討、である。
|
研究実績の概要 |
2年目となった2022年度は、昨年度の研究課題②「イエナ大学における教員養成の伝統との連続・非連続性という視角からの、教育学的事実研究を軸とした大学附属学校としてのイエナ・プランの検討」の成果を手がかりに、研究課題①「イエナ大学附属学校の実践報告や教育学的事実研究の授業記録を手がかりとしたイエナ大学附属学校の学校生活や授業過程の実践的検討」に取り組んだ。とりわけ、昨年度に訪問したドイツのニーダーザクセン州フェヒタに存在するペーターゼン・アーカイブ(Peter-Petersen-Archiv)にて収集した史資料を用いることで、今まで注目されてこなかった視角からペーターゼンによる学校改革の構想としてのイエナ・プラン像を明らかにした。 教育学週間(Paedagogische Woche)がイエナ・プランのイエナ大学附属学校外への展開にとって果たした役割を検討した研究では、「参加者にとってイエナ・プランによる学校改革に従事するきっかけとなる場」、「改革の意義を(時の政権の方針との一致を強調するなどで)公に宣伝する場」といった2つの役割でもって、教育学週間はイエナ・プランのイエナ大学附属学校外への展開に貢献していたことが明らかとなった。教育科学研究所での研修のための取組であった教育学週間の学校改革にとっての意義を検討することで、研究課題①と②を連動させながら学校改革としてのイエナ・プラン像に迫ることができた。 さらに、今日までの改革教育学(Reformpaedagogik)に関する研究をレビューしながら、「イエナ・プランが今日の教育を問い直しより豊かな実践を拓いていく指針をどのように提示することができるのか」を検討した。その結果、ペーターゼンにおいては学校改革の推力となる教師を育てる学術的な教師教育の制度を構想することが、諸学校を改革していく構想と結びついていたことを明らかにした。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|