研究課題/領域番号 |
21J14446
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
八木 篤実 名古屋大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2022年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | ポルフィリン / ヘテロポルフィリノイド / コルフィセン |
研究開始時の研究の概要 |
π電子系化合物の新たな設計指針を打ち立てるため、従来と異なる考え方による物性制御法を開発する。ポルフィリンの構造異性体であるコルフィセンを基本骨格として、二つの連続するメゾ位に対してヘテロ原子の導入した化合物の合成および物性調査を行なう。ヘテロ原子-ヘテロ原子結合が有する特異な性質をポルフィリノイドに付与することを目的とする。
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研究実績の概要 |
新奇ヘテロコルフィセンとして合成及び物性調査を行なったジアザコルフィセン金属錯体の変換反応についてさらなる調査を行なった。14,15-ジアザコルフィセンパラジウム、および銅錯体に対して減圧下、240 °Cで4時間加熱反応を行なうことで、対応する外周部にアミン型窒素を有する10-アザコロール タイプI パラジウム錯体および銅錯体を得た。一方、14,15-ジアザコルフィセンと構造異性体である5,15-ジアザポルフィリンパラジウム錯体および銅錯体に対して同様の加熱操作を行なうと、反応は全く進行せず回収率99%以上で出発物を回収した。この結果はジアザコルフィセンの熱的な不安定性は構造に由来したものであると示唆している。また、新たに合成した外周部にアミン型窒素を有する10-アザコロール タイプI Cu錯体に酸化反応を施すことで外周部にイミン型窒素を有する10-アザコロール タイプII Cu錯体への変換反応を見出した。10-アザコロール タイプI Cu錯体に酸化剤として二酸化鉛を反応させることで、10-アザコロール タイプII Cu錯体を収率96%で得た。この化合物のVT-1H NMRスペクトルでは、室温付近で明瞭なシグナルを与えたが、昇温に伴いシグナルの幅広化と化学シフトの変化が観測された。この結果から、一重項状態と三重項状態のエネルギー差は 29.3 kJ/mol と見積もられ、 既知のコロール銅錯体と比較して大きな値であることがわかった。これらの結果はメゾ改変ポルフィリノイドの化学に新たな知見を与える結果である。これらの研究結果をまとめることで学術論文として発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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