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物理攻撃による真性乱数生成器のセキュリティ低下メカニズムの解明と対策技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21J14528
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
審査区分 小区分60070:情報セキュリティ関連
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

大須賀 彩希  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2021-04-28 – 2023-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2022年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2022年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード真性乱数生成器 / サイドチャネル攻撃
研究開始時の研究の概要

情報通信に利用される乱数を生成する真正乱数生成器(TRNG)は情報の機密性や完全性の担保に欠かせない重要な役割を担っている。このTRNGに対する物理攻撃は乱数性を低下させ、暗号プロトロル全体のセキュリティを低下させる可能性がある。本研究では、意図的な電磁妨害と電磁的情報漏えいによって実システム上に実装されたTRNGの乱数性低下を引き起こすメカニズム解明とそれを基にした、物理攻撃に耐性を持つTRNGを含む機器の性能要件と対策技術の開発を目指す。

研究実績の概要

本研究は、リングオシレータ(RO: Ring Oscillator)をエントロピー源とした真性乱数生成器(TRNG: True Random Number Generator)に対する、意図的な電磁妨害と電磁的情報漏えいによる乱数性低下を引き起こすメカニズム解明とそれを基にした物理攻撃への耐性を持つTRNGの性能要件と対策技術の開発を目的とする。
本年度は、TRNGの乱数性低下を引き起こすメカニズム解明に向けて、(i)電磁的情報漏えいを引き起こす漏えい元の評価と、(ii)妨害波によるTRNGの乱数性低下メカニズムの解明のため、妨害波によるTRNGの出力ビットの改ざんの可能性について評価を行った。
(i)では、TRNGから生じる電磁的情報漏えいによる乱数の予測不可能性への影響評価を行った。これまでに、電子機器が動作時に生じる非意図的な電磁放出(エミッション)を観測することで、機器の内部状態を推定できる可能性が報告されている。本研究では、ROベースのTRNGにおける出力ビットに応じた回路動作を反映したエミッションを計測することで、出力する乱数ビットを推定する攻撃の実現可能性について検討を行うと共に、この脆弱性に対する対策技術について開発を行った。
(ii)では、意図的な電磁妨害によるTRNGの乱数性への影響評価を行った。これまで、ROベースのTRNGに対する攻撃として、外乱の印加によって一様性が低下することが知られている。一方、外乱の印加によって出力ビットを任意の値に改ざんする可能性については十分に議論されていなかった。本研究では、ROベースのTRNGに対して電気的な外乱を与えることで出力ビットを特定のビットに改ざんする手法を開発すると共に、印加する外乱波を変調することで、一部のビットにのみ周期的に影響を与える手法を開発した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] KU Leuven(ベルギー)

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] A Study on Output Bit Tampering of True Random Number Generators Using Time-Varying EM Waves2021

    • 著者名/発表者名
      S. Osuka, D. Fujimoto, A. Beckers, B. Gierlichs, I. Verbauwhede, Y. Hayashi
    • 学会等名
      2021 Asia-Pacific International Symposium on Electromagnetic Compatibility (APEMC)
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-05-27   更新日: 2024-03-26  

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