研究課題/領域番号 |
21J15252
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
河合 洋弥 東北大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2022年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 顔認証 / プライバシ保護 / バイオメトリクス / 画像変換 |
研究開始時の研究の概要 |
プライバシーを保護しつつ,個人を識別できるような顔認証の実現のために,顔画像の変換手法および顔認証手法を開発することを目的とする.「機械(顔認証器)は本人と識別できるが,人間は本人と認識できない」画像変換を顔画像に施すことで,事前に同意した範囲を超えた顔画像の利用からユーザを保護する.変換後の画像を用いて個人認証が可能となるように,個人性を保持して顔画像を他人の顔や犬,猫等の別のドメインへ変換する新たなドメイン変換手法を検討する.
|
研究実績の概要 |
本研究では,プライバシ保護を備えた顔認証の実現のために,顔画像の変換手法および認証手法を開発することを目的とする.「機械(顔認証)は本人と識別できるが,人間は本人と認識できない」画像変換を顔画像に施すことで,事前に同意した範囲を超えた顔画像の利用からユーザを保護する.敵対的生成ネットワーク (Generative Adversarial Network: GAN) に基づいて,個人性を保持したまま顔ドメインから別のドメインへ顔画像を変換する手法を検討する.本研究の目的を達成するために,以下の3課題に取り組む.①顔認証モデルの解析:一般的な顔認証モデルが顔画像中のどのような情報を個人認証に用いているのか解析する.②顔の特定の領域のみを用いた顔認証:目や鼻,口等の顔画像の一部の領域の情報のみを用いる顔認証手法の検討を行う.③顔の特定の領域のみを保持した顔画像変換:顔の一部の領域のみを保持し,他の領域の情報を別人の顔に置き換えるようなドメイン変換手法の検討を行う.現在までに,課題1,課題2に関する研究を完了している.また,課題3に関する研究の一部を完了している.課題1における顔認証モデルの解析実験の結果から,一般的な顔認証モデルは,顔および目や鼻等の顔のパーツの輪郭を個人認証のために利用していると考えられる.そこで,顔および顔パーツの輪郭に関するランドマーク情報を顔画像から推定し,ランドマークの周辺領域を重点的に変化させることで,最小限の変化量で顔画像を非識別化する手法の検討を行った.さらに,同手法により生成された顔画像を顔認証に用いた場合の認証精度に基づいて,同手法の顔画像に対する非識別化性能を評価した.
|
現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|