研究課題/領域番号 |
21K00229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 国際教養大学 (2022) 京都大学 (2021) |
研究代表者 |
精山 明敏 国際教養大学, デザイン創造・データサイエンスセンター, 特任教授 (70206605)
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研究分担者 |
岡橋 さやか 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 主任研究員 (20610760)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | バーチャルアート / 脳磁気刺激装置 / 感覚性言語野 / 運動野 / 視覚野 / バーチャル・アート / 情動 / 快感情 / 不快感情 / 脳血流 / 心拍変動 / 主観的評価指標 / 客観的評価指標 / アート / 神経科学 / バーチャルリアリティ / バイオフィードバック / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では感性に従った創作活動(研究課題1)と、感性を制御した創作活動(研究課題2)の実験を通して、「実証実験に基づく神経科学と芸術の融合による新たな研究領域の創設」という神経科学の基盤に立ったより普遍性の高い芸術実践領域を開拓し、ヒト感覚機能のリハビリテーションおよび感覚機能の衰退の予防的技術開発を目指す。具体的なテーマとしては、研究課題1は「バーチャル・アートの実現とヒト感覚機能の規格化」をテーマに、研究課題2は「実証研究に基づく実験美術学の確立」を目的に研究を行う。
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研究実績の概要 |
2022年度は当初研究計画通りに下記の3点について研究を行い、十分な成果が得られて現在、国際誌へ投稿予定の論文を2編執筆中である。 ・要素技術としての、描画時における運動性・感覚性言語野と視覚野の機能の関係性の分析 ・発展技術としての、(rTMSによる言語野の)賦活・抑制による描画分析 ・応用技術としての、バーチャルアートの創成 要素技術としての描画時における運動性・感覚性言語野と視覚野の機能の関係性の分析と発展技術としての(rTMSによる言語野の)賦活・抑制による描画分析では、磁気刺激装置を用いて研究協力者18名の感覚性言語野の活動が描画に与える影響を脳活動、および絵画分析から検討した。興味深い結果が得られており、現在国際誌に投稿準備中である。 また、応用技術としてのバーチャルアートの創成では、ヴァーチャルリアリティ(VR)技術に適用できるコンテンツを共同研究で開発し24名の研究協力者で実験し、興味深い研究成果が得られており、こちらも現在、国際誌へ投稿予定の論文を執筆中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
上記の研究実績の繰り返しになるが、要素技術としての描画時における運動性・感覚性言語野と視覚野の機能の関係性の分析と発展技術としての(rTMSによる言語野の)賦活・抑制による描画分析では、磁気刺激装置を用いて研究協力者18名の感覚性言語野の活動が描画に与える影響を脳活動、および絵画分析から検討した。興味深い結果が得られており、現在国際誌に投稿準備中である。また、応用技術としてのバーチャルアートの創成では、ヴァーチャルリアリティ(VR)技術に適用できるコンテンツを共同研究で開発し24名の研究協力者で実験し、興味深い研究成果が得られており、こちらも現在、国際誌へ投稿予定の論文を執筆中である。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度となる今年度は、予定通りに以下の検討を行う。 ・要素技術として、芸術活動と関わる脳活動の再検討 ・発展技術として、芸術活動とヒトの感情変化に係わる脳活動の再検討 ・応用技術として、バーチャルアートの医学への応用(芸術療法の高度化)
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