研究課題/領域番号 |
21K00331
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
三原 龍太郎 慶應義塾大学, 経済学部(日吉), 准教授 (90894379)
|
研究分担者 |
山下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部(日吉), 教授 (20383383)
吉川 龍生 慶應義塾大学, 経済学部(日吉), 教授 (30613369)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 白蛇伝 / 東アジア / 映像作品 / アニメーション / ブローカー |
研究開始時の研究の概要 |
中国の古典的な物語である『白蛇伝』が、中国本土・香港・台湾・日本など、現代の東アジアのさまざまな国・地域の映像作品においてどのように取り上げられ、展開してきたのかを、通時的・共時的な視点から解明する。具体的には、東アジア各国・地域において、『白蛇伝』が映画・テレビドラマ・アニメーションなどの様々なメディアでどのように作品化されているか、また、そうした作品化に当たって、それらの作品群がどのような相互影響関係にあるか、さらに、それらの作品群の供給側の意図、流通の態様、観客側の受容の態様等を文献調査や関係者へのインタビュー等の方法により明らかにする。
|
研究実績の概要 |
本研究は、中国の古典的な物語である『白蛇伝』が、中国本土・香港・台湾・日本など、現代の東アジアのさまざまな国・地域の映像作品においてどのように取り上げられ、展開してきたのかを、通時的・共時的な視点から解明することを目的とする。具体的には、東アジア各国・地域において、『白蛇伝』が映画・テレビドラマ・アニメーションなどの様々なメディアでどのように作品化されているか、また、そうした作品化に当たって、それらの作品群がどのような相互影響関係にあるか、さらに、それらの作品群の供給側の意図、流通の態様、観客側の受容の態様等を明らかにすることとする。本目的を達成するために、研究第2年度となる令和4年度は、4月18日に研究代表者及び分担者との間でミーティングを行い、同年度における研究の進め方やスケジュール等の方針についてすり合わせを行った。当該方針の下、昨年度に引き続き、研究代表者及び分担者各自において関連資料の収集・分析を進めるとともに、同年5月25日には、日中間の映画交流事業関係者との意見交換を行った。また、同年11月10日には、近年中国で制作され、日本でも展開された『白蛇伝』関連の劇場版作品関係者へのインタビュー調査を実施した。さらに、同年12月14日及び令和5年2月27日には、映像業界関係者との意見交換も実施した。令和5年2月15日(令和4年度末)に再度研究代表者及び分担者との間でミーティングを行い、令和4年度の成果を集約するとともに、次年度以降の方針の確認等を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究においては、(1)日本の映像製作・流通関係者へのインタビュー調査、(2)中華圏の映像製作・流通関係者へのインタビュー調査、(3)東アジア各国・地域において『白蛇伝』をテーマとして製作された映画・テレビドラマ・アニメーションなどの作品群及び関連資料の収集と分析という三点を主に実施することとしている。現在までのところ、これらの調査、資料収集・分析すべてについて当面の予定通り進めることができている。令和4年度は、これらに加えてさらに、令和5年度に予定されている英語圏の複数の国際学会に対してペーパーのプロポーザルを行い、アクセプトされた。従って、現在までの進捗状況としては、全体としておおむね順調に進展していると評価できる。
|
今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、当初の予定通り、国内外のインタビュー調査を行うとともに、関連資料の収集・分析を継続する予定である。さらに、本研究に係る研究成果を発信するべく、英語圏の国際学会で発表を行うとともに、論文の投稿、書籍の出版等を行う予定である。
|