研究課題/領域番号 |
21K00355
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
江口 誠 近畿大学, 産業理工学部, 教授 (50332060)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ジョン・キーツ / サミュエル・テイラー・コールリッジ / ジョーゼフ・プリーストリ / ユニテリアニズム / 非国教徒アカデミー / ユニテリアン / ロマン主義 / キーツ / プリーストリ / コールリッジ / 非国教徒 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、イギリス・ロマン主義文学の中でも、特にジョン・キーツの詩における非国教徒アカデミー教育の影響を明らかにすることを目的とする。キーツが幼少期から学んだロンドン北部のクラーク学校は、非国教徒の思想の影響を強く受けた教育機関であったことで知られているが、その位置づけについては余り知られていない。 そこで本研究では、ロマン主義時代までの非国教徒アカデミーの変遷を整理するとともに、その複雑な系譜の中で、同校の創設者らがプリーストリに代表されるユニテリアン派のアカデミーの教育理念がキーツの思想や詩に少なからず影響を与えていたことを明らかにしようとするものである。
|
研究成果の概要 |
本研究は、イギリス・ロマン主義文学の中でも特にジョン・キーツの詩における非国教徒アカデミー教育の影響を明らかにするものである。非国教徒アカデミーの成立に深く影響を与えたユニテリアン主義と呼ばれているキリスト教の新しい信仰の歴史について、さらにはキーツのみならず、イギリス・ロマン派詩人サミュエル・テイラー・コールリッジとジョーゼフ・プリーストリのユニテリアン主義についてまとめることができた。主な研究成果は学会発表1件、雑誌論文3件の合計4件である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の遂行によって、ジョン・キーツの詩における非国教徒アカデミーの影響のみならず、例えばユニテリアニズムなど、関連する宗教的、思想的及び文化的な影響が確認されたと考える。特に、これまでイギリス・ロマン派文学と非国教徒アカデミーの関係については、あまり論じられることがなかったため、その意味において、本研究の学術的意義があると考える。
|