研究課題/領域番号 |
21K00460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02050:文学一般関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
波潟 剛 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (10432882)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ブローバル・モダニズム / 東アジア / モダニズム / モダニズム研究 / グローバル・モダニズム |
研究開始時の研究の概要 |
申請者が目指すのは、東アジア地域におけるグローバル・モダニズム研究の基盤構築に向けた学術的実践及び研究者のネットワーク作りである。具体的には、1920年代から1940年代における<モダン/モダニズム>現象を、東アジアの地理的・歴史的文脈のなかで位置づけ直す作業と、日本、韓国、中国、台湾、さらには英語圏における東アジア・モダニズム研究者間の課題共有を目的としたワークショップの開催、これらに加えて、専用ホームページによる研究プラットホームを軸にした大規模な情報収集・発信・共有を行う。
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研究実績の概要 |
申請者が目指すのは、東アジア地域におけるグローバル・モダニズム研究の基盤構築に向けた学術的実践、及び研究者のネットワークづくりである。具体的には、1920年代から1940年代における<モダン><モダニズム>をめぐる文化現象を、東アジアの地理的・歴史的文脈のなかで位置づけなおす作業と、東アジア・モダニズムに関する国際共同研究のプラットフォームを構築することを目的とする。そのため、2023年度は、継続課題であった予備的調査を実施し(2023年6月から7月)、グローバル・モダニズム研究を推進するためのラウンドテーブルで報告を行った(2024年1月)。調査に関しては、ハーバード大学図書館、ハーバード・イェンチン図書館での調査を通じて、21世紀に入ってからのモダニズム研究に関する書籍、論文の動向をある程度把握することができた。また、調査結果を元に今後の研究課題を共有するため、韓国梨花女子大でラウンドテーブル「グローバル・モダニズムと東アジアの地平―地域、メディア、テクネ―」2024年1月22日、於梨花女子大学校)に参加し、調査結果の途中報告と問題提起を行った(発表題目「Beyond Global Modernism―東アジアにおける研究の課題とその共有」発表・韓国語)。そのうえで、チェ・ソニ教授(韓国外国語大学校)キム・イェリ教授(江原大学校)、キム・ジニ教授(梨花女子大校)らとともに、東アジアにおけるモダニズム研究の可能性について議論を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
モダニズム、グローバル・モダニズム研究が急激な進展を見せた一方で、日本で確認できる英語の文献が少ない。そのため、アメリカで調査を行い、その結果を分析、考察しているが、研究上の課題や可能性について、まだ十分なかたちにまとまっていない。共同研究、ネットワークの構築も一部実現できたが、まだ計画段階のものもあり、2024年度以降の課題に持ち越している。
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今後の研究の推進方策 |
グローバル・モダニズム研究の課題について研究動向や学術論文のかたちで公表することを目指す。また、ネットワーク構築のために、国際シンポジウムやワークショップの企画を立て、実現に向けて準備を行う。
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