研究課題/領域番号 |
21K00473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 桜美林大学 (2022) 東京外国語大学 (2021) |
研究代表者 |
長渡 陽一 桜美林大学, 大学院 国際学術研究科, 特任准教授 (90757519)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | マルタ語 / アラビア語 / 時制 / 語根 / 語彙 / 文法 |
研究開始時の研究の概要 |
アラビア語マルタ方言(マルタ語)の動詞時制・アスペクト体系を、他のアラビア語諸方言の体系と対照しつつ明らかにする。 アラビア語諸方言は完了形を発達させたが、マルタ語ではこれがあまり発達しておらず、完了形の機能を現在形と過去形が分担している。 マルタ語の動詞に関するこれまでの文法記述研究は、動詞の時制・アスペクトの意味・用法を体系的にとらえた記述が不十分である。これに寄与するため、マルタ語の会話資料および著作物をコーパスとし、他のアラビア語方言と対照させて分析・分類し、マルタ語の動詞の時制・アスペクト体系を明らかにする。
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研究実績の概要 |
「星の王子さま」のマルタ語翻訳版により、マルタ語のコーパス構築を進めている。単語の原形とともに、語根の特定作業を進めている。アラビア語の語源におけるいくつかの子音が、マルタ語では合流、交替しているため、マルタ語での語根を規定するルールの構築が必要となる。コーパスからの辞書の作成作業の中で、語根の規定を構築している。 アラビア語諸方言の中で、マルタ語とエジプト方言、文語との文法、とくに時制体系の対照を行うため、マルタ語のコーパスにおいて時制形式と時制的意味の規定を進めつつ、時制的意味の範疇化、および形式化との対応を進めている。 アラビア語の地域における、セム諸語のその他の文法についても類型的特徴を調査し、地図作成し、「アジア・アフリカ地理言語研究」において発表および報告書を作成した。数詞体系(Numeral systems)、SOV統語関係(Alignment)を扱った。また前年度の、セム諸語の語彙「麦」(Wheat)の語形の調査、破裂音の体系(Stop series)の報告の成果を掲載した「Linguistic Atlas of Asia and Africa II」が出版された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
前課題のまとめ作業を続けている。マルタ語・アラビア語に関する入力などの協力者がおらず全て自ら行なっている。コロナのため現地訪問が難しかったためデータ収集に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、マルタ語のコーパス完成を目指す。また、その中で、語彙の語根分析を具体的に解決していくことで、マルタ語の語根の規定を精密化していく必要がある。 アラビア語諸方言の時制体系の対照のため、時制の意味範疇の整理、構築を進める。
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