研究課題/領域番号 |
21K00573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
池尾 玲子 専修大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (20216485)
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研究分担者 |
中尾 雅之 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (00733403)
重松 恵梨 鳥取大学, 教育支援・国際交流推進機構, 准教授 (80884113)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 21世紀現在時制小説 / 20世紀過去時制小説 / 文体 / 話法 / 物語の語りの時制 / 質的分析 / 直接話法 / 間接話法 / 21世紀過去時制小説 / 語りの口語化 / 文体論 / コーパス |
研究開始時の研究の概要 |
21世紀の現在時制で書かれた英語小説の文体を同時期の過去時制で書かれた小説の文体とコーパスを用いて比較分析することにより、語りの口語化の様相を数量的、質的に解明し、語り手の視点がどのように構築されているのかを追求する。
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研究実績の概要 |
現在時制で書かれた現代の英語小説についての研究方法を、2022年にコーパスによる数量的な分析から、質的なテキスト分析に変更した結果、2023年は最新の現在時制小説について語り手の視点やモードが顕著に反映される言語形式(語り手の人称、話法、知覚描写、ダイクシス表現)に着目し、特に革新的と思われる作品について分析を進めた。 現在時制小説の最新動向を把握する作業と同時に、これまでの数量的、質的な分析を総括し、John Benjaminsから出版予定の10章からなる原稿の準備にもかなりの時間を割いた。 話法において、語りの時制から大きく影響を受けるのは、speech presentation ではなくthought prensetationであることが先の17K02820の研究と本研究からわかったため、speech presentationとthought presentationの基本形(the norms)についての分析、考察をおこなった。結果は論文の形にし、現在査読を受けているところである。 現代の現在時制小説のひとつの文体的特徴として、直接話法の引用符を一貫してつけない、という傾向がみられ、これについても複数の作品を基に分析を重ねているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コーパスを用いた数量的な分析から、テキストの分析に重きを置いた質的な分析に切り替えたため、現在時制を使い、革新的な手法を用いた英語小説のテキストを深く読み込むことができた。話法の基本形 (the norms)や、直接話法の引用符の役割などについて考察を続けている。
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今後の研究の推進方策 |
21世紀になってから台頭著しく、変化し続ける現在時制小説の動向を今後も文体論、特に話法と語り手の人称、知覚描写、ダイクシス表現の観点から追跡していく。必要があれば英国にて現地調査を行い、成果は、国際学会、学術誌にて発表、出版してゆく。
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