研究課題/領域番号 |
21K00699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
曲 明 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 教授 (60727064)
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研究分担者 |
齋藤 貴志 麗澤大学, 外国語学部, 准教授 (30406665)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | オンライン国際交流 / オンライン協働学習 / 異文化理解 / 中国語教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大学における第二外国語としての中国語教育のあり方を、中国語の習得と同時に“異文化理解能力を促進する”という点からとらえ直し、Moodle(教育/学習管理システム)を活用して中国の日本語学習者とのオンライン国際交流・協働活動をカリキュラムに取り入れ、中国の大学と連携して授業を展開する新しい中国語教育モデルを開発するものである。そのために、オンライン国際交流・協働を行うためのタスクや、中国語運用能力の評価指標等を開発し、教育実践を実施すると共に、教育/学習成果も検証する。
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研究実績の概要 |
2022年には、オンライン国際交流・協働を取り入れた中国語教育実践が、参加者の中国語学習や異文化理解能力の育成にどの程度寄与するのかを検証した。この研究では、量的研究と質的研究の両方を行った。
量的研究では、授業の開始時と終了時に異文化理解能力を測定するアンケート調査を行い、授業前後における異文化理解能力の平均値の差の変化を測定した。その結果、15週間のオンライン国際交流・協働が参加者たちの異文化感受性(intercultural sensitivity)に有意な影響を与えたことが分った。
質的研究では、フォーカスイングループと振り返りシートによる記述から、当該教育実践が学生に与える影響を分析した。その結果、中国人の学生とオンラインで協働することによって、学習者が中国や中国語に興味を持ち、中国語をもっと勉強したい、中国人とコミュニケーションを取りたいという意欲を高めることができたことが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究はおおむね順調に進展している。双方の学生たちがオンライン国際交流を活発に行っている。研究のための量的なデータも、質的なデータも無事に収集することができている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、準実験計画を立て、実験群と統制群を作り、当該教育実践の効果をより詳しく検証する予定である。
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